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『レビ記』研究―供物奉献の細則(1-7章) ■目次 レビ記1-7章の内容の構成 1章■全焼の供犠-牛□用語 ■全焼の供犠-羊・山羊 ■全焼の供犠-鳥□用語 2章■穀物の供物▶「竈」で焼いた場合 ▶「平鍋」(フライパン)で焼いた場合 ▶「鍋」で(揚げた)場合 ▶「初穂の穀物の供物」の場合□用語 3章■和解の供犠▶牛 ▶羊 ▶山羊□用語 4章■浄罪の供犠▶大祭司(油そそがれた祭司)の罪の場合 ▶会衆全体の罪の場合 ▶指導者(長)の罪の場合 ▶一般人(地の民)の罪の場合□用語 5章■浄罪の供犠のつづき ■償いの供犠▶聖所に関する償い ▶無知による罪の償い ▶一般人に対する罪の償い□用語 6章■全焼の供犠 ■穀物の供犠 ■浄罪の供犠 7章■償いの供犠 ■和解の供犠▶「感謝の捧げ物」 ▶「満願の捧げ物」と「自発的な捧げ物」 ▶脂肪と血の禁食 ▶祭司の取り分□用語 レビ記1~7章のまとめ■捧げ物の種類 ■原語の意味 ■コルバンの種類 レビ記1-7章の内容の構成 【第一部】 供物奉献の細則(1-7章) 1 全焼の供犠 ・・・火に焚く供物、宥めの香り 2 穀物の供物 ・・・火に焚く供物、宥めの香り ・・・初物の捧げ物 3 和解の供犠 ・・・感謝の献げ物、満願の献げ物、自発的な献げ物 ・・・差し上げる供物、謝儀 4 浄罪の供犠 ・・・大祭司、会衆全体、指導者(長)、一般人 5 償いの供犠 6 供犠規定への補遺 1章 ■全焼の供犠-牛 完全体の雄牛 会見の幕屋の入り口に連れて来る 自分の片手を犠牲の頭の上に押し付ける(贖いの為) 奉献者は犠牲を<ヤハウェの前で>屠る 祭司たちがその血を祭壇の周囲に打ちかける 奉献者は犠牲の皮を剥ぎ、体を各部分に解体する 祭司たちは祭壇に火を焚き、火の上に薪を並べる 祭祀たちは解体された各部分を、頭も脂肪(ペデル)も含め、祭壇の火の上の薪の上に並べる 内臓と脛(すね)は奉献者が水で洗う 祭司が全体を祭壇で焼いて煙にする 火に焚く供物、宥めの香りとなる □用語 献げ物…原語:カールヴァーン( קָרְבָן)。カーラヴ(קָרַב)「近くに来る」に由来。 全焼の供犠…へ語:ホーラー(עֹלָה)、ギ語:ホロカウトーマ(ホロコースト)。アーラー(עָלָה)「上がる、昇る」に由来。 牛…原語:バーカール(בָּקָר) 完全体…原語:ターミーム(תָּמִים)。形容詞「完全な」。 会見の幕屋…オーヘル・モーエード 贖う…原語:カーファル(כָּפַר)。動詞「覆う」。 祭司…原語:コーヘン(כֹּהֵן)。 血…原語:ダーム(דָּם)。 祭壇…原語:ミズベーアハ(מִזְבֵּ֫חַ)。ザーバハ(זָבַח)「屠る」に由来。 脂肪…原語:ペデル(פָּ֫דֶר)。内臓に付着している固い脂肪。 火に焚く供物…ishsheh(אּשֶּׁה)。エーシュ(אֵשׁ)「火」に由来。 宥めの香り…原語:レーアハ・ニクホーアハ(רֵֽיחַ־ נִיח֖וֹחַ) ■全焼の供犠-羊・山羊 完全体の雄羊・雄山羊 奉献者は<祭壇の北側で>犠牲を屠る 以下同じ ■全焼の供犠-鳥 山鳩か子鳩(家鳩) 祭司は犠牲を祭壇の所に運び、頭をもぎ取って、祭壇の上で焼いて煙にする 血は祭壇の側面の上に絞り出される 鳥の素嚢(そのう)を内容物と共に取り除き、祭壇の東側にある灰捨て場に捨てる 翼を持ってその鳥を引き裂くが、完全に切り離さない 祭司は犠牲を祭壇で焼いて煙にする 火に焚く供物、宥めの香りとなる □用語 山鳩…原語:トール。鳴き声の擬声語に由来。 子鳩(家鳩)…原語:ヨーナー。「嘆く」に由来。 素嚢(そのう)…原語:ムルアー。鳥が食べた物の一時的貯蔵場所。消化器官ではない。 内容物…原語:ノーツァー。 2章 ■穀物の供物 上質な小麦粉 奉献者はそれに「油」を注ぎ、その上に「乳香」を載せる。 祭司たちの所へ持参する。 祭司はそこから小麦粉と油一つかみを乳香すべてと共にすくい上げる。 祭司は「覚えの分」として祭壇で焼いて煙にする。 火に焚く供物、宥めの香り 穀物の供物の残りの分は、祭司たちのものとなる。 火に焚く供物の中で「最も聖なるもの」である。 ▶「竈」で焼いた場合 上質の小麦粉で作ったパン種を入れず油を練り込んだ「ケーキ」(輪型のパン)か油を塗った「ウエハース」(薄焼き) ▶「平鍋」(フライパン)で焼いた場合 上質の小麦粉で作り、油を混ぜ、パン種を入れていないもの それを細かく砕き、その上に油を注ぐ ▶「鍋」で(揚げた)場合 上質の小麦粉に油を混ぜて作る いずれも、「パン種」と「蜜」を入れて作ってはならない。 パン種と密の入ったものは祭壇で焼いてはならないが、「初物の捧げ物」ならば、(聖所に置く為に)捧げるのは可。 すべての穀物の捧げ物に、「塩」を加える。 「契約の塩」(民18:19;歴下13:5)。塩の防腐作用から永続性(永遠性)を表す。 ▶「初穂の穀物の供物」の場合 「若い穂」を火で炒った上で、新鮮な「麦粒」を粗びきにする。 それに油を加え、その上に乳香を載せる。 祭司は覚えの分を取り、それを焼いて煙にする。 火に焚く供物 □用語 穀物の供物…ミンハー(מִנְחָה)。「贈り物」の意味。 上質な小麦粉…原語:ソーレット。セモリナ粉。 油…原語:シェメン。オリーブ油。 乳香…原語:レヴォーナー。「白いもの」の意味。 覚えの分…原語:アズカーラー。動詞ザーカル「記憶する」に由来。 最も聖なるもの…原語:コーデシュ・コダーシーム(コーデシュの最上級) パン種…原語:セオール。イースト菌(発酵した練粉)。 ケーキ(輪型のパン) ウエハース(薄焼きせんべい) 平鍋…原語:マハバト。粘土製のフライパン。 蜜…原語:デバーシュ。蜂蜜、花の蜜、果汁を含む。 初物の捧げ物…シーズンの最初の収穫物を捧げること。 塩…パン種と密は腐敗を表すのに対し、塩は防腐を表す。 初穂の穀物の供物…ペンテコステ(五旬節) 若い穂…原語:アービーブ。アビブ(第一の月)の語源。麦の借り入れの季節。 麦粒…原語:カルメル。カルメル山の語源。 3章 ■和解の供犠 ▶牛 雄か雌の完全体の牛 自分の片手を犠牲の頭の上に押し付ける。 犠牲を会見の幕屋の入り口で屠る。 祭司たちはその血を祭壇の周囲に打ちかける。 奉献者は、全焼の供犠に加えて、和解の供犠の中から、内臓を覆っている脂肪(大網)と、内臓に付着しているすべての脂肪、二つの腎臓とそれらの周囲にあって腱に付着している脂肪(腸間膜)、および腎臓と共に切り取った肝臓上の尾状葉を、火で焼いて煙にする。 火に焚く供物、宥めの香り ▶羊 雄か雌の完全体の羊 脂肪―仙骨のそばから切り取った脂尾全体、大網、内臓に付着している脂肪、腸間膜、肝臓の尾状葉を、火で焼いて煙にする。 神の食物(レヘム)として祭壇で焼いて煙にする。 火に焚く供物 ▶山羊 (雄か雌の完全体の)山羊 以下同じ。 脂肪と血は食べてはならない。これは永遠の掟である。 □用語 和解の供犠である犠牲・・・原語:ゼバハ・シェラーミーム。 犠牲…原語:ゼバーハ(זֶבַח)。 脂肪…原語:ヘレヴ(חֵלֶב)。 内臓…原語:ケレヴ(קֶרֶב)。複数形だと「腸」の意味。 腎臓…原語:キルヤー(כִּלְיָה) 肝臓…原語:カベード(כָּבֵד) (肝臓の)尾状葉…原語:ヨセレト(יֹתֶרֶת) 仙骨…原語:ヘアツェ。 4章 ■浄罪の供犠 誰かが過失の罪を犯した場合 ▶大祭司(油そそがれた祭司)の罪の場合 完全体の雄牛 大祭司は犠牲を会見の幕屋に連れて来る。 自分の片手を犠牲の頭の上に押し付ける。 犠牲を屠る。 雄牛の血の一部を取って会見の幕屋の中に運ぶ。 祭司は彼の指に血を浸し、血の一部を聖所の垂れ幕の前に向けて七度振りかける。 血の一部を薫香の祭壇の角に塗り付ける。 残りの血すべてを全焼の供犠用の祭壇の基部に流す。 雄牛からすべての脂肪(大網、内臓に付着している脂肪、腸間膜、肝臓の尾状葉)を取り分ける。 祭壇ですべての脂肪を焼いて煙にする。 雄牛の皮、全ての肉、頭と脛、内臓と汚物は、「宿営の外」に運び出し、「灰捨て場」に捨て、焼き捨てる。 ▶会衆全体の罪の場合 完全体の雄牛 会衆の長老たちは各々の片手を犠牲の頭の上に押し付ける。 以下同じ この贖いの儀式を行えば罪は赦される。 ▶指導者(長)の罪の場合 完全体の雄の(毛の長い)山羊 血を祭壇の角に塗り付ける(聖所には持ち込まない)。 ▶一般人(地の民)の罪の場合 完全体の雌の(毛の長い)山羊、あるいは羊 血を祭壇の角に塗り付ける(聖所には持ち込まない)。 □用語 浄罪の供犠…原語:ハッタート(חַטָּאָת)「罪」の意味。 罪過…原語:シェガガー(שְׁגָגָה)。不本意の罪。 指導者…原語:ナーシー。部族の「長」。 毛の長い山羊…原語:サイール。 一般人…原語:アム・ハーアーレツ。「地の民」 5章 ■浄罪の供犠のつづき 誰かが、 証言責任の怠り 動物の穢れ(野獣や家畜の死骸、穢れた動物に触れること) 人間の穢れ(出産後や生理中の女性、射精後の男性、性交後の男女、らい病の人など) 軽率な誓い のいずれかの罪を犯した場合 雌の羊か(毛の長い)山羊で贖いの儀式を行う。 貧困者は二羽の山鳩か子鳩(家鳩)でも可。 一羽は全焼の供犠、もう一羽は浄罪の供犠にする。 まず浄罪の供犠。祭司は鳥の頭を首筋のところでもぎ裂くが、胴体から切り離さない。 血の一部を祭壇の側面の上に振りかけ、残りの血を基部に絞り出す。 次に全焼の供犠を規定通りに捧げる。 鳥さえ用意できない貧困者は、十分の一エファ(2.3ℓ)の上質の小麦粉でも可。 油と乳香は加えてはならない。(浄罪の供犠だから、穀物の捧げ物と異なる) 祭司は一つかみを「覚えの分」としてすくい上げ、祭壇で焼いて煙にする。 ■償いの供犠 ▶聖所に関する償い ある者が冒涜行為(幕屋の聖なるものに関する罪)を犯した場合 聖所のシェケル単位で査定した銀シェケル(日常用の分銅でなく祭儀用の分銅を使う)に相当する完全体の雄羊 雄羊を償いの供犠として捧げる。 償いの供犠に加えて、賠償を支払い、さらに五分の一を加える。 これらを祭司に渡し、贖いの儀式をすれば罪を赦される。 ▶無知による罪の償い 罪と知らずに犯して、後になって気づいた過失の場合(浄罪の罪と区別される。浄罪の罪は、罪とは知っているが不本意だった過失の場合と解釈される)。 査定額の完全体の雄羊 ▶一般人に対する罪の償い ある者が冒涜行為(預かり物や担保物件や奪った物に関して同胞を欺いたり搾取したり着服した場合、あるいは虚偽の誓いを立てた場合) 奪ったものを本来の持ち主に賠償し、それに五分の一を加えて支払う。 その後、査定額に相当する完全体の雄羊を祭司の所に連れて来て、償いの供犠を捧げる。 □用語 償いの供犠…原語:アーシャーム(אָשָׁם)「償い、賠償」。 冒涜行為…原語:マアル。 6章 ■全焼の供犠 犠牲は一晩中、朝になるまで祭壇の炉に置いたままにする。 祭壇の火は常に燃やし続ける。 祭司は亜麻布の装束と、亜麻布のズボンを身に着ける。 祭壇の上で犠牲の灰をすくい上げ、祭壇の傍らに置く。 衣服を脱ぎ、衣服を着替える。 灰を宿営の外の浄い場所に運び出す。 祭祀は毎朝、祭壇に薪をくべ、全焼の供犠を並べ、和解の供犠の脂肪を焼いて煙にする。 ■穀物の供犠 供え物の中から一つかみ―上質の小麦粉と、油の一部と、乳香すべて―をすくい上げる。 それを「覚えの分」として、祭壇の上で焼いて煙にする。 残りの分は、祭司たちが食べてよい。 ただし聖域内(会見の幕屋の中庭)で、パン種を入れず食べる。それは「最も聖なるもの」だから。 祭司の男性であれば誰でも食べてよい。 これに触れるものは聖なるものとなる。 祭司の任職式の日に捧げるもの 日ごとの穀物の供物として上質の小麦粉十分の一エファ(2.3ℓ)。 半分は朝、半分は夕暮れに捧げる。 平鍋(フライパン)で油を混ぜて調理し、焼いた薄切りの形にしたものを捧げる。 全部を焼いて煙にし、食べてはならない。これは全焼の供犠である。 ■浄罪の供犠 浄罪の供犠は全焼の供犠が屠られる場所(幕屋の北側)で屠る。 祭司は食べてよい。ただし会見の幕屋の中庭で。これに触れるものは聖なるものとなる。これは「最も聖なるもの」だから。 衣服に血の一部が振りかかった部分は聖域で洗う。 肉を煮たのが土鍋ならそれを壊す。 青銅の鍋なら、よく磨いた上で、水でゆすぐ。 ただし、火で焚く供物(大祭司自身の罪、会衆全体の罪、贖罪の日の供犠)は食べてはならない。 7章 ■償いの供犠 全焼の供犠の皮は祭司のものとなる。 穀物の供物は祭司全員のものであり、各自が等しく分ける。 ■和解の供犠 ▶「感謝の捧げ物」 和解の供犠の「感謝の捧げ物」に、穀物の供物を添える。 和解の供犠の肉は捧げられた日に食べ、翌朝まで残さない。 ▶「満願の捧げ物」と「自発的な捧げ物」 和解の供犠の肉もその日に食べ、残りは翌日にも食べてよい。 三日目まで残ったものは火で焼き捨てる。 三日目まで残ったものを食べるなら、その犠牲は無効となり、忌むべきものとなる。 浄い状態にある者は誰でも食べてよい。穢れがある者が食べるなら、一族の中から絶たれる。 ▶脂肪と血の禁食 動物の脂肪を食べてはならない。 死んだ動物の脂肪、引き裂かれた動物の脂肪はいかなる用途に用いてもよい。ただし食べてはならない。 血を食べてはならない。血を食べるなら一族の中から絶たれる。 ▶祭司の取り分 奉納者は、和解の犠牲の中から、脂肪と「胸部」を持参する。 胸部は「差し上げる供物」とし、祭司たちの取り分となる。 「右の大腿部」は、「謝儀」として祭儀を執り行った祭司の取り分となる。 以上が、全焼の供犠、穀物の供犠、浄罪の供犠、償いの供犠、任職の供犠、和解の犠牲に関する律法である。 □用語 感謝の捧げ物…原語:トーダー(הַתּוֹדָ֗ה) 満願の捧げ物…原語:ネデル(נֶ֣דֶר) 自発的な捧げ物…原語:ネダバー(נְדָבָ֗ה) 差し上げる供物…原語:テヌファー(תְּנוּפָה) 謝儀(奉納物)…原語:テルマー(תְּרוּמָה) レビ記1~7章のまとめ ■捧げ物の種類 1 【全焼の供犠】・・・罪の赦しの為に焼き尽くす捧げ物 ・・・雄牛、雄羊・雄山羊、山鳩二羽・子鳩(家鳩)二羽 ・・・火に焚く供物、宥めの香り 2 【穀物の供物】・・・罪の赦しに対する感謝の贈り物として添える ・・・上質な小麦粉 ・・・竈(輪型のパン、薄焼き)、平鍋、鍋 ・・・パン種と蜜は入れず、塩と油を混ぜ、乳香を添える ・・・初物の捧げ物(若穂を炒った粗びき) ・・・火に焚く供物、宥めの香り 3 【和解の供犠】・・・捧げた犠牲の一部を共に食べる ・・・雄か雌の牛・羊・山羊 ・・・大網、内臓付着の脂肪、腸間膜、肝臓の尾状葉は捨て、脂肪と血は食べない ・・・感謝の献げ物、満願の献げ物、自発的な献げ物 ・・・差し上げる供物、謝儀(奉納物) ・・・火に焚く供物、宥めの香り 4 【浄罪の供犠】・・・弱さや不本意による罪(を贖う為の)の捧げ物 ・・・大祭司(雄牛)、会衆全体(雄牛)、指導者(雄の毛の長い山羊)、一般人(雌の毛の長い山羊) ・・・証言責任の怠り、動物の穢れ、人間の穢れ、軽率な誓い ・・・雌の羊か山羊、山鳩か家鳩二羽、十分の一エファの上質の小麦粉 5 【償いの供犠】・・・賠償と、過失(を贖う為)の捧げ物 ・・・雄羊+賠償+五分の一 ・・・聖なるものに関する弁償、無知による過失、一般人への償い 6 その他 ・注ぎの捧げ物・・・葡萄酒を四分の一ヒン(0.9ℓ) ・覚えの分・・・犠牲において神に捧げる分。 ・最も聖なるもの・・・犠牲における祭司の取り分。聖域内で食べる。 ・任職の供犠・・・祭司の任職の際に捧げる供犠。 ・聖絶物・・・戦争において土地を浄化し神に捧げる。 ・十分の一・・・農作物や家畜の十分の一を捧げる。 ■原語の意味 カールヴァーン( קָרְבָן)/捧げ物(供物) …カーラヴ(קָרַב)「近づく」に由来。神に近づき捧げるもの。 ※本来、捧げ物とは、神に近づくこと。 ゼバーハ(זֶבַח)/犠牲(供犠) …「屠る」に由来。屠られたもの。 ホーラー(עֹלָה)/全焼の供犠 …アーラー(עָלָה)「上がる、昇る」に由来。(煙の)立ち昇る供犠。つまり、完全に焼き尽くす犠牲。 ※本来、犠牲の煙を天に立ち昇らせ、神を宥めること。 ミンハー(מִנְחָה)/穀物の供物 …「贈り物、貢ぎ物」の意味。供犠による罪の赦しに対する感謝の贈り物として、動物の犠牲に付随させる捧げ物。 ※本来、収穫の恵みへの感謝の贈物(貢物)のこと。 シェラーミーム(שְׁלָמִ֖ים)/和解の供犠 …シェレム(שֶׁ֫לֶם)単数。シャーレム(שָׁלַם)「完全になる、完了する、無傷になる、復元する」に由来。犠牲の一部を取り分け、共同の食事に与かる。 ※本来、奉献者を罪から浄めて完全にすること。 ハッタート(חַטָּאָת)/浄罪の供犠 …「罪」の意味。弱さや不本意による罪を贖うための犠牲。 ※本来、肉の弱さによる罪を贖うためのもの。 アーシャーム(אָשָׁם)/償いの供犠 …アーシャム(אָשַׁם)「罪を犯す、有罪となる、刑罰を受ける」に由来。「罪過(罪科)」の意味。無知による過失を贖うための犠牲。それに加えて賠償を伴う。 ※本来、過失を贖い、隣人に賠償すること。 ■コルバンの種類 カールヴァーン(コルバン)( קָרְבָן)/捧げ物(供物) ゼバハ(זֶבַח)/犠牲(供儀) オーラー(עֹלָה)/全焼の供儀 ミンハー(מִנְחָה)/穀物の供物 シェラーミーム(שְׁלָמִ֖ים)/和解の供犠 ハッタート(חַטָּאָת)/浄罪の供犠 アーシャーム(אָשָׁם)/償いの供犠 ミッルイーム(מִלֻּאּים)/任職の供犠 ネセク(נֶסֶךְ)/飲物の供物 イシェー(אּשֶּׁה)/火による供物 レーハ・ニーホーハ(רֵֽיחַ־ נִיח֖וֹחַ)/宥めの香り レシート(רֵאשִׁ֛ית)/初物の供物 ハドーダー(הַתּוֹדָ֗ה)/感謝の供物 ネデル(נֶ֣דֶר)/誓願の供物 ネダーヴァー(נְדָבָ֗ה)/自発的な供物 テヌーファー(תְּנוּפָה)/差し上げる供物 テルーマー(תְּרוּמָה)/奉納物(寄進物) アズカーラー(אַזְכָּרָה)/覚えの分 コーデシュ・カーダーシィーム(קָֽדָשִׁ֖ים קֹ֥דֶשׁ)/最も聖なるもの ヘレム(חֵרֶם)/聖絶物 マァシェル(מַעֲשֵׂר)/十分の一
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旧約聖書 聖書 ユダヤ教 キリスト教 ヨブさんは、旧約聖書『ヨブ記』に出てくる人である。 敬虔なユダヤ教徒で、お大尽であったので、ヤハウェと悪魔の間で大変な騒動になり、彼を巡って大変なことになる 参考資料 『ヨブ記』
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Adramelechアドラメレク堕天使イスラエル----------出典----------ユダヤ教、キリスト教、『列王記(旧約聖書)』、『地獄の辞典』、『イートン聖書辞典』、『失楽園』、『魔術の歴史』 [Adrammelech]、[Adramelek]とも表記し、アドラマリク[Adar-malik]、アデランメレク、バアル・アドラメレクなどとも呼ばれる。 名前は、ヘブライ語で『火の王』を意味する。 『旧約聖書』の「列王記」では、アッシリア人のセファルワイムやサマリアで崇拝された偶像神。一説では太陽神とも考えられる。モロクとも関係があると考えられ、モロクと同じように子供の生贄を求めたとされている。 コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』では、ラバの頭とクジャクの羽を持った姿で描かれている。 地獄の上院議会議長、尚書長、サタンの衣装係などを務める。 ミルトンの『失楽園』では、元座天使であり、アスモデウスと共に大言壮語していたが、ウリエルとラファエルに撃退された。 さらに、エリファス・レヴィは、『魔術の歴史』で、殺人の神であると言及している。
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悪魔 192 名前:水先案名無い人 :2008/02/19(火) 10 44 09 ID ZLu821Op0 全悪魔入場!! 家畜殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積みマルチーズ凶器が甦った!!! 武神!! グラシャラボラスだァ――――!!! 総合投げ縄術はすでに我々が完成している!! ゾロアスター教アストー・ウィザートゥだァ――――!!! 組み付きしだい怠けまくってやる!! 七つの大罪の怠惰 ベルフェゴールだァッ!!! 素手の誘惑なら我々の歴史がものを言う!! 素手の娼婦 アンラ・マンユの愛人 ジャヒー!!! 真の作曲を知らしめたい!! 一角公 アムドゥスキアスだァ!!! 戦争は3階級制覇だが舌戦なら全階級オレのものだ!! 悪臭の弁論家 ベリアルだ!!! 金欠対策は完璧だ!! 七つの大罪の強欲 マモン!!!! 全悪魔のベスト・忠誠は私の中にある!! 騎乗獣の神様が来たッ マルコキアス!!! タイマンなら絶対に敗けん!! 悪魔のケンカ見せたる 一つ目クラゲ ノミノンだ!!! 堕天使(なんでもあり)ならこいつが怖い!! キリスト教のピュア・イナゴ アバドンだ!!! イスラエル海兵隊から炎の虎が上陸だ!! 72柱の1 バエル!!! ルールの無いケンカがしたいから堕天(悪魔化)したのだ!! プロの戦争を見せてやる!!ルシファー!!! めい土の土産に衣装とはよく言ったもの!! 達人の奥義が今 実戦でバクハツする!! 殺人の悪魔 アドラメレク先生だ―――!!! 世界叙事詩級チャンプこそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ メフィストフェレス!!! 闘いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!! スイスのピット(錬金術)ファイター アゾートだ!!! オレたちはゾロアスター最強ではない全ての悪で最強なのだ!! 御存知悪神 アンラ・マンユ!!! 悪魔の本場は今やクトゥルフにある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! ダゴンだ!!! デカァァァァァいッ説明不要!! 日食の蛇!!! ベヒモスの嫁!!! レヴィアタンだ!!! 魅惑は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦魅惑!! 本家旧約聖書からリリスの登場だ!!! 浮上はオレのもの 邪魔するやつは思いきり殴り思いきり蹴るだけ!! 蠅の王 ベルゼブブ 自分を試しに地獄へ来たッ!! 創世記戦争の偵察兵 アビゴル!!! 魔術に更なる磨きをかけ ”色欲”アスモデウスが帰ってきたァ!!! 今の自分に死角はないッッ!! 隻眼の悪魔 サマエル!!! ソロモン四千年の拳技が今ベールを脱ぐ!! レメゲトンから ペイモンだ!!! ファンの前でならオレはいつでも全盛期だ!! 燃える処刑人 アラストール 本名で登場だ!!! 美女の姿はどーしたッ 異常な悪臭 未だ消えずッ!! 治すも壊すも思いのまま!! アスタロトだ!!! 特に理由はないッ ゾロアスター教が強いのは当たりまえ!! アフラ・マズダにはないしょだ!!! 日の下開山! アエーシュマがきてくれた―――!!! 暗黒街で磨いた実戦生け贄!! 中東のデンジャラス・人身供犠 モレクだ!!! 誘惑だったらこの人を外せない!! 超A級誘惑者 マステマだ!!! 超一流悪魔の超一流の知識だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ ソロモンの鋼鉄人!! ペイモン!!! 地獄の旅団はこの男が完成させた!! アスタロトの切り札!! サルガタナスだ!!! 若き王者が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ 俺達は君を待っていたッッッサタンの登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え架空世界の悪魔を4名御用意致しました! 魔王の息子 ラハール!! 元人間 アス!! 時間凍結!クロノ! ……ッッ どーやらもう一名は服薬が遅れている様ですが、到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 196 名前:水先案名無い人 :2008/02/19(火) 11 11 32 ID ZLu821Op0 194 修正 二行目 ペイモン→シトリー コメント 名前
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「宇宙に夢を、星に願いを」 【名前】 ホロスコープス 【読み方】 ほろすこーぷす 【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ 【モチーフ】 十二星座 【名前の由来】 西洋の占星術(英:horoscope) 【詳細】 ゾディアーツの幹部怪人の総称。別名「十二星座の使徒」。 スイッチャーは天ノ川学園高等学校の教員や生徒、理事長である我望光明の関係者で占めらている。 上記の台詞を合言葉の元にメンバーを増やしていく事を目的とし、「黄道十二宮」をモチーフとした12体が存在し、「ラストワン」を超越したゾディアーツが別の星座のゾディアーツから脱皮するように進化する(その際に抜け出たスイッチャーの身体も再融合される)。 覚醒や進化の手順は決められていない為、ラストワンへの進化直後に変化する事もあれば、一旦消滅した後に復活し、最輝星が輝き始めたゾディアーツが進化する場合がある(一度ゾディアーツスイッチを押しただけでホロスコープスまで進化した例も存在するが、これはザ・ホールの一極化でコズミックエナジーが日に日に増大しているからだと思われる)。 共通項としては変身するゾディアーツスイッチが通常の物より派手な外観のそれぞれの星座が描かれた物に変化している。 他にもそれぞれが装着している仮面も通常のゾディアーツの銀・金のものから黄金に変化し、金の装飾が入った黒い羽織を纏う事を認められるようになる(スコーピオンが着ていた物はキャンサー⇒アリエス、カプリコーンが使っていた物はアクエリアス⇒タウラス⇒サジタリウス、ヴァルゴが使っていた物はジェミニへと使い回されている。ピスケスはスイッチャーが当初からホロスコープスへは従わない方針を取った為、羽織を着用する事はなかった)。 更に進化や鍛錬を積んだ者は究極の力と呼ばれる「超新星」を使用できるようになり、様々な特殊能力を得る事も可能となる。 物語開始時点で5体(サジタリウス、ヴァルゴ、リブラ、レオ、スコーピオン)が覚醒し、残りは随時に覚醒していった。 その目的は我望がプレゼンターの元に赴く為のワープゲート「ダークネビュラ」の制御に必要な全てのホロスコープススイッチを集める事にあり、キャンサーのように新たな使徒が生み出されると傘下に入れ、戦力増加と共に芋づる式に次の使徒の覚醒を狙っている。 このホロスコープスイッチは例え不完全な状態でもフォーゼの力では破壊する事ができない。 メンバー全員は同格でこそあるが、覚醒においての順番などからやや上下関係がある他、我の強いメンバーが非常に多い為にメンバー同士の関係は一枚岩とは言い難い。 物語開始当初はフォーゼとメテオの活躍により使徒覚醒が滞っていたが、第34話でリブラやレオによって京都のザ・ホールが破壊され消滅する。 それにより天ノ川学園高等学校へザ・ホールが集中し、同エピソードでリブラが超新星に覚醒した事により候補者の抜擢力が強化し、第35話以降は残りの使徒が続け様に覚醒している。 最終話で敗北した我望が戦意喪失となった為、ダークネビュラを開口する野望は便宜的に潰えたが、破壊不能のホロスコープススイッチは現存したままとなっている。 12体全員が一斉に登場する事は不可能だが、夏の劇場版では複製という形で12体全員が揃っている。 ※メンバーの名前・スイッチなどは以下の通り(登場順)になっており、スイッチャーの名前は一部正体のアナグラムとなっている。 【名前】 【スイッチ】 【星座】 【スイッチャー】 【前身】 スコーピオン スコーピオンスイッチ さそり座 園田紗理奈 カニスミノル・ゾディアーツ リブラ リブラスイッチ てんびん座 速水公平 不明 ヴァルゴ ヴァルゴスイッチ おとめ座 江本州輝 不明 レオ レオスイッチ しし座 立神吼 不明 キャンサー キャンサースイッチ かに座 鬼島夏児 ペガサス・ゾディアーツ アリエス アリエススイッチ おひつじ座 山田竜守 うさぎ座のゾディアーツ カプリコーン カプリコーンスイッチ やぎ座 五藤東次郎 こと座 アクエリアス アクエリアススイッチ みずがめ座 エリーヌ須田 不明 タウラス タウラススイッチ おうし座 杉浦雄太 不明 サジタリウス サジタリウススイッチ いて座 我望光明 不明 ジェミニ ジェミニスイッチ ふたご座 城島ユウキ/闇ユウキ こじし座? ピスケス ピスケススイッチ うお座 黒木蘭 不明 【余談】 声は震わせるようなエコーで加工されている(サジタリウス、アクエリアス、タウラス、ジェミニは声が二重に加工されている)。 随時登場するまでホロスコープスの全貌は不明だったが、既に発売されていたバンダイの玩具「ゾディアーツスイッチ」の「図鑑モード」では十二星座全ての英名が収録されている為、名称だけはこの時点でもう決定していたと推測できる。 初期の4幹部において当初は「全員が女性教師だった」という案でデザインされた経緯がある。 更に変身アイテムもスイッチではなく、女性もののアクセサリーで変身する構想があり、各々にその名残の装飾がある(スコーピオンはヘアピン、リブラはイヤリング、ヴァルゴはブレスレット、レオはアンクレット)。 物語前半ではキャンサーだけが途中覚醒して長いエピソードを引っ張っており、当初は「本当に12体全員が本編に登場できるのか」とも囁かれていた。 実際には東映ヒーローMAXで中島が答えているように彼らの立ち位置は『魔法戦隊マジレンジャー』の冥府神(強くなるヒーローに合わせて後々から出てくる強敵)と同様になっており、プロデューサーである塚田氏の案で最初から「終盤の1クールに残りをまとめて出す」という形式が決定していたらしい。 占星術は魔術的な性質を持つ事から個々の「大アルカナ(タロット)」と関連付けられている。 それぞれの人格やアイデンティティにはどこかでそのアルカナを体現している。 【名前】 【星座】 【十二宮】 【大アルカナ】 【備考】 アリエス おひつじ座 白羊宮 皇帝 自称「王様」 タウラス おうし座 金牛宮 教皇 天ノ川学園法度 ジェミニ ふたご座 双児宮 恋人達 闇ヒロインが首領に溺愛 キャンサー かに座 巨蟹宮 戦車 積極力、行動力、好戦的、自分勝手、傍若無人、覚醒前がペガサス レオ しし座 獅子宮 力 首領の右腕 ヴァルゴ おとめ座 処女宮 隠者 3役を使い分けて暗躍、隠者 リブラ てんびん座 天秤宮 正義 俳優はライダー経験者、ピスケス編でライダー部に内通、武器の名が「正義の女神」 スコーピオン さそり座 天蠍宮 死 毒使い サジタリウス いて座 人馬宮 節制 ホロスコープスの統率者 カプリコーン やぎ座 磨羯宮 悪魔 ヘヴィメタル(悪魔崇拝と関連付けられている音楽) アクエリアス みずがめ座 宝瓶宮 星 宇宙飛行士の夢 ピスケス うお座 双魚宮 月 ホロスコープスだが、敵側に協力するスタンスを掲げる
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● 呼び寄せていた兵隊達がオルコットの側近達の襲撃を受けているという報告を聞きながら、ウィリアムはモニカを幾つもの検査機に通していた。 彼女にかけられた封印を解くための施術の前に、数年の間でモニカが成長している部分や、それに伴って変化した部分を精査する必要があるからだ。 ……万全を期したいものだからね。 永取市でモニカが手に入ったのは好都合だったとウィリアムはほくそ笑む。 元々ウィリアムはこの施設をモニカの解析に使う予定だったのだ。保険のために徹心によって日本から撤退させられた時に残してきた他のロッジ跡にも機材は用意していたが、ここほどの設備は整えられてはいなかった。 街は既に徹心によって囲まれてはいるが、それをウィリアムは大した障害だとは認識していない。今現在、船団がオルコットの手の者に襲われている事についてもだ。 ……施設さえあるならば、ワタシはこの街から出る必要は一切ありはしないし、船団の彼等にはこの街の南東にある倉庫街にあるロッジ跡に来るようにとしか言っていないから、すぐに居所がばれる事は無い……が。 それでも急いで事を運ぶにこしたことはない。 なにしろオルコットにはあの探知用都市伝説がある……。 ウィリアムがそう考えながら機械から吐きだされてきたデータを眺めていると、金属製の寝台に拘束されたモニカの怯えたような視線と目が合った。 「そう身構える事は無い。ワタシは君に意味のない危害を加える気は一切ないのだからね」 それでも態度が軟化する気配の無いモニカの様子に、ウィリアムは内心でため息を吐く。 警戒、まあ、そういう反応になるかね……。 自分がまともに抵抗できる状態ではない事を理解しているのか、明らかに反抗的な行動は起こさないが、モニカの様子は決して協力的ではない。 そして常に緊張しているようで、出てくるデータもモニカの心情を映すように興奮した状態を示すものだった。 種々多様なデータを勘案すれば平常値が出ないわけではないけど……モニカ嬢の中に封印されている都市伝説の事を考えると、もう少し感情が振れた時のデータが欲しいね。 そう思ったウィリアムは、モニカが興味を持ち、その感情を大きく動かすであろう話をする事にした。 「モニカ嬢、君は総長――ユーグや、彼の元契約者で君の祖父でもあるエルマーの過去の事を知っているかね?」 ● 突然の話題に、顔を上げてウィリアムと見開いた目を合わせたモニカは、驚いた調子で訊ねた。 「おじさんはユーグおじさんの事を、知ってるの?」 「ウィリアムだ、モニカ嬢。……そうだね、ワタシは研究班の長だから、君の両親の上役でもあった。それにエルマーやユーグともそれなりに接触もあったのだよ? 何せ≪テンプル騎士団≫はあらゆる秘儀に通じている者達だからね」 「ひぎ?」 「そうだ、秘密のうちに行われる儀式やそこから生まれる結果の事をそう呼ぶ。彼等がそれらに通じているというのは≪テンプル騎士団≫が悪魔崇拝者と蔑まれた折に付属した話ということになるね。 そもそも≪テンプル騎士団≫とは信心を篤くしていた者達がその過程で莫大な資産を築いたがために、時の権力者に弾圧を受け、異端の不名誉を被った騎士達が都市伝説化したものだ。現在では教会の手のひら返しで名誉を回復したとはいえ、それまではなんらかの秘儀体系に通じているとされて、≪フリーメーソン≫や≪東方聖堂騎士団≫、≪薔薇十字団≫のような隠秘的な組織を生み出す根幹として存在した――、まあオカルト的な権威であると同時に、聖職者や世俗の鼻つまみ者だったのだね」 おどけるように言って、ウィリアムは機材をいじる。 「信心を裏切られて悪魔崇拝者であるという烙印を捺され、バフォメットと呼ばれる悪魔の形をした加護を纏う存在としてこの世に形を得たユーグは、麾下の騎士と共に都市伝説として語られる≪テンプル騎士団≫としての絶大な力を持ちながらも、世間からは追われる立場にあらなければならなかった。しかしそんな騎士達と契約しようとした風変わりな男が居たのだな」 ウィリアムは白衣からペンライトを取り出すと、モニカの目に光を当て、碧い瞳の奥を覗き込んだ。 まるで心の底を見透かそうとでもいうかのようにまじまじと瞳を見つめ、淡々と告げる。 「それが君の祖父、エルマー・リデルだ」 モニカの反応を紙に書き留めながら、ウィリアムは続けた。 「≪テンプル騎士団≫は古くから異端として敵視されてきた噂話としての加護と、史実において奮った武勇が相まって、誰も契約を行えない程に強力な都市伝説として存在していた。当然エルマーがそんな≪テンプル騎士団≫相手に契約すれば、一息に呑みこまれてしまうものと周囲の人間は思っていたそうだ。しかしエルマー自身はそのような事は無いと半ば確信していた。何故だか解るかね?」 答えを期待しない問いかけは、ウィリアム自身がその答えを告げる。 「エルマーは、いや、リデル家はテンプル騎士団の血統だったからだ」 モニカが、え? と疑問を零した。 「おじいちゃんも都市伝説……だったの?」 「いいや違う。史実において存在したテンプル騎士団の血筋というだけだ。ただし、都市伝説化した≪テンプル騎士団≫の話に引きずられたのか、エルマー自身は都市伝説に対して非常に稀なレベルでの親和性を持っていた。数ある秘密組織の礎たるテンプル騎士団の血を引く者が持つ特異性だ。故に呑まれる事なく≪テンプル騎士団≫という名高き――悪名だが――都市伝説群と契約できたのだな。200騎と総長1騎、これらと一息に契約したのだ。これは桁外れな事だったのだよ?」 さあ、そろそろ感情を振れさせよう。そう考えてウィリアムは話の流れを目的の場所へと向けて行く。 「――そして、その親和性はエルマーだけではなく、その息子のレニーにも引き継がれていた。モニカ嬢、君の御両親、特に父親の方は研究者としても、そして検体としても、研究班にとって無くてはならない人材だったよ」 祖父から父へと話の中の世代が動いた事にモニカは更に驚愕を深めたようだった。 「当時、オルコットは目的の為に必要な都市伝説の捜索に成功していた。後はそれを受け容れる器を用意することができれば目的は達成されるだろうという段階だね。 しかし必要な都市伝説と契約する事が出来、その力を統御する事が出来る存在は見つからなかった。そこで研究班ではオルコットの指示もあって、しかるべき器を作ろうとしていたのだ。そんな時にワタシやエルマーは思いついたのだね。人を攫っては器となるように改造を施してみても器の質が足りない。零から器を作り上げようとしても出来そこないの木偶人形では人以上の成果は出せない。 ――しかし、元から素養のある素材に、まだ人として完成する前から手を加えて調整すれば、完成度の高い器が作れるのではないか、とね。 折良く素材が身近に存在していたのだ。だからこそこの案はすぐに実施された。白羽の矢が立ったのは――」 仮面のように不気味な三日月の笑みを刻んで、ウィリアムは言う。 「その時トリシアの胎内に居た君だ。モニカ・リデル」 ● ウィリアムの刺すような名指しの言葉、それを受けてモニカの顔がこわばった。 ウィリアムはその反応を、何が面白のか嬉しそうに喉を震わせて受ける。 「都市伝説との親和性が異常に高い家系、これ以上の素材は存在しなかった。トリシアもレニーも反対したがね、大義の為と言えば最後には折れてくれたよ。そうして腹の中に居た頃から≪神智学協会≫が持つ全ての技術を注ぎ込まれて都市伝説との親和性が高まるように調整を加えられて生まれたのが、君だ。喜ぶと良い。君を使った実験は成功、あとは二つの都市伝説を契約させてしまえばいい状態にまで漕ぎ着けたのだ」 ウィリアムは機械が吐きだしたデータを見て満足気な笑みを浮かべた。 「そして、覚えているだろうかね? モニカ嬢、君は既にオルコットの目的を果たす為に必要とされている都市伝説の内の一つと契約させられている」 「え?」 虚をつかれた表情でモニカはウィリアムを見返した。意のままに感情が揺さぶられているモニカの様子に満足して、ウィリアムは背を向ける。 「そうか、覚えていないか。……まあじきに知る事になる。今はトリシアとレニーが封印してしまっているが、それもこの精査が終わればワタシが解いてしまうからね。なかなかに強大な都市伝説だよ? もう一つ、オルコットが保持している都市伝説と共に契約させてしまえばオルコットの目的は達成されるのだそうだ」 「その都市伝説って――」 モニカの問いは途中で立ち消えた。ウィリアムは欲しいデータが手に入ったのだからこれ以上話す事は無いとでも言うように、モニカに背を向けたまま機材のコンソールを操作する。すると目の前にモニターが降りてきた。 モニターには氷河に覆われて壊滅していく艦隊が映っていた。 「これ……?」 「オルコットの手の者達にワタシが呼び寄せた兵達が倒されている所だね」 それぞれの船にとりつけられているカメラから送られてくるノイズ混じりの映像は、いくつか場面を変えては次々と沈んでいく船を映し出し、やがてモニカも知る人影を映しだした。 「ユーグおじさん!」 騎士を率いて船を駆けているユーグの映像をモニカへと見せながら、ウィリアムは仲間であるはずの船が沈められていくというのに笑っていた。 彼はコンソールを操作しながらモニカに話す。 「すばらしいね、≪冬将軍≫もユーグ総長もアキヅキも、あの程度の戦力ではまともな応戦すらできはしない。モニカ嬢がオルコットの手に渡ってしまえば彼等が警護につく事になっただろう。それではワタシが自由に手を出せなくなってしまう。それが分かっているから、ワタシはオルコットに弓を引いたのだよ」 「戦って、それであの人達に勝てるの?」 まさか、とウィリアムは手を振った。 「この施設に居る者達には映像の中の者達よりは頑張ってもらうが、それでも彼等に打ち勝つ事など不可能だ。ワタシとしては、モニカ嬢を使って個人的な実験を成し遂げる事ができるだけの時間さえ稼ぐ事が出来ればそれだけで満足なのでね、もとより勝ちは望んでいないのだよ。 それに、この場の者だけでは無理だろうと踏んで、わざわざあの≪フィラデルフィア計画≫の契約者を生かしておいたのだ。T№――以前ワタシがこの国で行っていた被験体や実験体の収集を邪魔した者達が真に有能ならば、今回も駆けつけるだろう。オルコットの古い敵だという彼等がオルコットの手の者の足止めに役だってくれればワタシとしては万々歳なのだがね」 「それでも辿り着かれたら、どうするの?」 「時間さえ稼げれば、オルコット、テッシン、そのどちらがワタシの所に辿りつこうと構わないよ。ワタシの目的が果たせた後ならば、ワタシは滅されようとも構いはしない」 狂気じみた笑みと共にウィリアムはそう言ってコンソールを叩いた。小型のモニターが天井から追加で降りてくる。ウィリアムはマイクを手に取ると、呼びかけを始めた。 「さあ、研究所に詰めている兵士諸君。諸君らの近くに下りてきたスクリーンの映像を見てくれ」 肉声だけではなく、スピーカーを通したウィリアムの声も聞こえてくる。施設全体に放送しているのだろう。映し出されているのはモニカの眼前にあるモニターが映し出しているものと同じ、オルコットの手の者による戦艦破壊の様子だ。 それらを垂れ流しながら、ウィリアムは嘲るようにマイクに向かって喋る。 「諸君、今回はワタシの為に集まってもらってすまないね。今回君達に相手にしてほしいのは映像にある通り、他でもない。あのオルコットや≪組織≫の鬼神、それにその同胞達だ」 機械を通して伝えた情報を全員が飲みこめるだけの間を置いて、ウィリアムは言葉を再開した。 「皆分かっているだろうが、今回の行動は一度協力体制を築いたオルコットへの裏切りでもある。まあ元々利用し利用されの関係ではあったから、向こうもこうなる事は考えていたのだろうがね。おそらくワタシ達の居場所は今襲われている彼等と同じように、すぐに割れる。ワタシが持っている複製品の探査用都市伝説の原本を向こうが持っているからね。そんなわけで、皆生き残りたいと思うならばせいぜい準備を急いでもらおう。そうしなければ彼等のようにあっさり殺されてしまうよ?」 そう言ってモニターに映っている死体を拡大して表示する。見せつけるようにしてからウィリアムは画面を元に戻した。 「見ての通り、敵は強大。≪ナチス・ドイツの生体実験データ≫や≪731部隊の実験データ≫などで地力をそこそこ上げた程度では敵わない。そこでいくつか装備を供給する事にした。将軍から以前研究用にと供出してもらったものだ、少しは足しになるだろう。各部隊長は後でワタシの部屋に来るように」 そう言ってウィリアムは通信と映像を切る。そうして彼は白衣の部下を呼び寄せて指示を出し、件の装備を持ってこさせた。 「まあ、この装備が彼等にどこまで通用するのかは怪しいがね。せいぜい襲撃してくる彼等が油断している事を祈るしかないね」 喉を震わせる陰湿な笑いを耳にしながら、モニカは得体のしれない不安を抱き、拘束されて不自由な身体で小さく震えた。 前ページ次ページ連載 - Tさん、エピローグに至るまで
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前1世紀末から後1世紀初めに書かれた伝記物語である。 楽園追放後のアダムとエバが懺悔の苦行を続けており、アダムのために天上の楽園から追放された悪魔(サタン)がその邪魔をする。やがてエバは、カインを出産する。アダムは農耕を始めるが病気に倒れ、エバが楽園へ特効薬の油を取りに行く。しかし、分けてもらうことはできず、アダムは自分の過ちを子孫たちに伝えるように遺言して死んでゆく。 http //web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/urchristentum/vita.html
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キリスト教 悪魔 ベルゼブブ は、悪魔である。 旧約聖書列王記第1章、 新約聖書『マタイによる福音書』12章や「マルコによる福音書」3章、『ルカによる福音書』に名前だけ出てくる。 本名はバアルゼブルらしいのだが、岩波訳旧約聖書の『列王記』は、「バールゼブブ」表記である。 この新約の辺の「アレはベルゼブブの力で悪霊払って」というのへ「それは内輪もめだろうが!」と切り返したイエスの御言は、周りへ 「あのおっさん面白れぇ!!」 と言わせた可能性があると谷川健一が言って(*1) ふん。 後、コラン・ド=プランシー『地獄の辞典』で、蠅だかアブだかなんだかのベルゼブブのイラストが出るに及び、この悪魔はビジュアル的に蠅の王な感じになった。
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μ G3092 G3093 G3094 G3095 G3096 G3097 G3098 G3099 G3100 G3101 G3102 G3103 G3104 G3105 G3106 G3107 G3108 G3109 G3110 G3111 G3112 G3113 G3114 G3115 G3116 G3117 G3118 G3119 G3120 G3121 G3122 G3123 G3124 G3125 G3126 G3127 G3128 G3129 G3130 G3131 G3132 G3133 G3134 G3135 G3136 G3137 G3138 G3139 G3140 G3141 G3142 G3143 G3144 G3145 G3146 G3147 G3148 G3149 G3150 G3151 G3152 G3153 G3154 G3155 G3156 G3157 G3158 G3159 G3160 G3161 G3162 G3163 G3164 G3165 G3166 G3167 G3168 G3169 G3170 G3171 G3172 G3173 G3174 G3175 G3176 G3177 G3178 G3179 G3180 G3181 G3182 G3183 G3184 G3185 G3186 G3187 G3188 G3189 G3190 G3191 G3192 G3193 G3194 G3195 G3196 G3197 G3198 G3199 G3200 G3201 G3202 G3203 G3204 G3205 G3206 G3207 G3208 G3209 G3210 G3211 G3212 G3213 G3214 G3215 G3216 G3217 G3218 G3219 G3220 G3221 G3222 G3223 G3224 G3225 G3226 G3227 G3228 G3229 G3230 G3231 G3232 G3233 G3234 G3235 G3236 G3237 G3238 G3239 G3240 G3241 G3242 G3243 G3244 G3245 G3246 G3247 G3248 G3249 G3250 G3251 G3252 G3253 G3254 G3255 G3256 G3257 G3258 G3259 G3260 G3261 G3262 G3263 G3264 G3265 G3266 G3267 G3268 G3269 G3270 G3271 G3272 G3273 G3274 G3275 G3276 G3277 G3278 G3279 G3280 G3281 G3282 G3283 G3284 G3285 G3286 G3287 G3288 G3289 G3290 G3291 G3292 G3293 G3294 G3295 G3296 G3297 G3298 G3299 G3300 G3301 G3302 G3303 G3304 G3305 G3306 G3307 G3308 G3309 G3310 G3311 G3312 G3313 G3314 G3315 G3316 G3317 G3318 G3319 G3320 G3321 G3322 G3323 G3324 G3325 G3326 G3327 G3328 G3329 G3330 G3331 G3332 G3333 G3334 G3335 G3336 G3337 G3338 G3339 G3340 G3341 G3342 G3343 G3344 G3345 G3346 G3347 G3348 G3349 G3350 G3351 G3352 G3353 G3354 G3355 G3356 G3357 G3358 G3359 G3360 G3361 G3362 G3363 G3364 G3365 G3366 G3367 G3368 G3369 G3370 G3371 G3372 G3373 G3374 G3375 G3376 G3377 G3378 G3379 G3380 G3381 G3382 G3383 G3384 G3385 G3386 G3387 G3388 G3389 G3390 G3391 G3392 G3393 G3394 G3395 G3396 G3397 G3398 G3399 G3400 G3401 G3402 G3403 G3404 G3405 G3406 G3407 G3408 G3409 G3410 G3411 G3412 G3413 G3414 G3415 G3416 G3417 G3418 G3419 G3420 G3421 G3422 G3423 G3424 G3425 G3426 G3427 G3428 G3429 G3430 G3431 G3432 G3433 G3434 G3435 G3436 G3437 G3438 G3439 G3440 G3441 G3442 G3443 G3444 G3445 G3446 G3447 G3448 G3449 G3450 G3451 G3452 G3453 G3454 G3455 G3456 G3457 G3458 G3459 G3460 G3461 G3462 G3463 G3464 G3465 G3466 G3467 G3468 G3469 G3470 G3471 G3472 G3473 G3474 G3475
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STNB ギリシャ語 品詞 意味 1 ἄλφα 文字 アルファ 2 Ἀαρών 名 アロン 3 Ἀβαδδών 名 アバドン 4 ἀβαρής 形 重くない、軽い、(人の)重荷にならない 5 ἀββα 名 アバ、お父さん 6 Ἄβελ 名 アベル 7 Ἀβιά 名 アビヤ 8 Ἀβιάθαρ 名 アビヤタル 9 Ἀβιληνή 名 アビレネ 10 Ἀβιούδ 名 アビウデ 11 Ἀβραάμ 名 アブラハム 12 ἄβυσσος 名 底なしの淵、底知れぬ所、地の奥底 13 Ἄγαβος 名 アガボ 14 ἀγαθοεργέω 動 善い行いをする、親切にする、恩恵を施す 15 ἀγαθοποιέω 動 善いことをなす、(人に)親切をする、正しいことをする 16 ἀγαθοποιΐα 名 善行をなすこと、親切、善行 17 ἀγαθοποιός 形 善行をしている 18 ἀγαθός 形 良い、有能な、優良な、幸福な、善良な、善い 19 ἀγαθωσύνη 名 善良、正しさ、(優しい)親切さ 20 ἀγαλλίασις 名 大喜び、非常な喜び、歓呼 21 ἀγαλλιάω 動 大喜びする、非常に喜ぶ、歓呼する 22 ἄγαμος 名 結婚していない 23 ἀγανακτέω 動 怒る、立腹する、憤慨する、不快感を表す 24 ἀγανάκτησις 名 憤り、立腹、憤慨 25 ἀγαπάω 動 ①愛する、大事にする、大事に思う、尊重する ②(好意で、身をもって)愛を表す、慕う、熱望する、~の方を選ぶ 26 ἀγάπη 名 ①愛、(相手を)大事にすること ②(複数形)愛餐 27 ἀγαπητός 形 大事な、愛する(だれだれ) 28 Ἄγαρ 名 ハガル 29 ἀγγαρεύω 動 徴発する、賊役を強いる、無理強いに~させる、強制して行かせる 30 ἀγγεῖον 名 容器(かめ、壷など)、器、入れ物 31 ἀγγελία 名 (使者の)報告、知らせ、使信、指図 32 ἄγγελος 名 ①使者、使いの者 ②天使、み使い 33 ἄγε 間 さあ、いざ、聞け 34 ἀγέλη 名 (牛、豚など)家畜の群、群れ 35 ἀγενεαλόγητος 形 系図のない、素性の分からない 36 ἀγενής 形 (家柄)を持たぬ、生まれの卑しい、身分の低い 37 ἁγιάζω 動 ①聖別する、神聖にする、神専用に特定する、きよめる ②神聖なものとして扱う(崇める)、聖とする、聖に保つ 38 ἁγιασμός 名 聖別、聖に(聖化)すること(業)、きよめ 39 ἅγιον 名 聖所、聖地、聖域 40 ἅγιος 形 ①聖なる、神聖な、聖別された、きよい ②畏敬されるべき、神にふさわしい 41 ἁγιότης 名 聖、神聖、きよさ 42 ἁγιωσύνη 名 聖、神聖、きよさ 43 ἀγκάλη 名 (曲げられた)腕 44 ἄγκιστρον 名 つり針 45 ἄγκυρα 名 錨(いかり) 46 ἄγναφος 形 仕上げられていない(布)、新しい、真新しい 47 ἁγνεία 名 きよさ、純潔、聖潔 48 ἁγνίζω 動 清める、清くする、聖化する 49 ἁγνισμός 名 きよめ、(儀式によって汚れを)きよめること 50 ἀγνοέω 動 知らない、無知でいる、分からない、悟らない、知ろうとしない 51 ἀγνόημα 名 過失、知らずに犯した罪 52 ἄγνοια 名 無知、怠慢、無知の故に、知らずに 53 ἁγνός 形 清い、純潔な、潔白な、聖なる 54 ἁγνότης 名 きよさ、純真、真実 55 ἁγνῶς 副 きよく、純に、純真に、素朴な動機から 56 ἀγνωσία 名 無知、無理解、知ろうとしない態度 57 ἄγνωστος 形 知られていない、だれも知らない 58 ἀγορά 名 広場、市場 59 ἀγοράζω 動 買う、買い取る、贖う 60 ἀγοραῖος 形 広場の、裁判の、市の立つ(日等)、広場でたむろする 61 ἄγρα 名 漁、狩り、漁獲物、獲物 62 ἀγράμματος 形 文字を知らない、無学な 63 ἀγραυλέω 動 野宿する 64 ἀγρεύω 動 (獲物を)捕らえる、(人の言葉尻を)捉える 65 ἀγριέλαιος 名 野生のオリーブ 66 ἄγριος 形 野の、野生の、荒い、荒々しい 67 Ἀγρίππας 名 アグリッパ 68 ἀγρός 名 畑、野原、農園、里、いなか 69 ἀγρυπνέω 動 眠れずに起きている、眠らずに(警戒して)いる、目を覚ましている、目覚めている 70 ἀγρυπνία 名 眠らずに夜を過ごすこと、不眠、徹夜 71 ἄγω 動 ①導く、連れて行く、引き出す、誘う ②行く、進む ③(~日目に)なっている、(祭日や裁判や市の日を)守る、行なう、開く 72 ἀγωγή 名 (導き)生き方、歩み、行動 73 ἀγών 名 競技、競争、努力、苦労、戦い、苦闘 74 ἀγωνία 名 苦悩、苦しみ悶え 75 ἀγωνίζομαι 動 競技する、戦う、一心に務める、奮闘(苦闘)する 76 Ἀδάμ 名 アダム 77 ἀδάπανος 形 無報酬の、無代価の、無償(ただ)の 78 Ἀδδί 名 アデイ 79 ἀδελφή 名 姉妹、姉、妹、女性信徒や妻 80 ἀδελφός 名 兄弟、兄、弟、夫や同志 81 ἀδελφότης 名 (集合的に)兄弟、兄弟集団 82 ἄδηλος 形 見分けがつかない、はっきりしない、不明瞭な、不確かな 83 ἀδηλότης 名 不確かな、頼りにならないこと 84 ἀδήλως 副 不確実に、はっきりした目標のないまま 85 ἀδημονέω 動 (落ち着かないで)不安である、当惑する、苦悩を表す 86 ᾅδης 名 見えない死者の世界、ハデス、陰府 87 ἀδιάκριτος 形 偏見のない、判断に動揺がない 88 ἀδιάλειπτος 形 絶え間ない、途切れることのない 89 ἀδιαλείπτως 副 いつも、絶えず、絶え間なく 90 ἀδιαφθορία 名 純正 91 ἀδικέω 動 不正を行なう、不義を行なう、悪をなす、~を害する、傷つける、損害を与える 92 ἀδίκημα 名 不正、不義(の行い)、不法行為 93 ἀδικία 名 不正、不義、悪事、害 94 ἄδικος 形 不正な、不義な、不正直(不忠実)な 95 ἀδίκως 副 不当に、不正に、不正な仕方で 96 ἀδόκιμος 形 (試験に通らず)不的確な、失格者、役に立たない、無用の 97 ἄδολος 形 混じりけのない、正真正銘の、誠実な 98 Ἀδραμυττηνός 形 アドラミテオの 99 Ἀδρίας 名 アドリア(海) 100 ἁδρότης 名 惜しまずに出された豊かな量(金額)、豊富、十分 101 ἀδυνατέω 動 力がない、できない、不可能である 102 ἀδύνατος 形 ①(人について)力がない、できない、弱い ②(事物について)不可能な、できない、あり得ない 103 ᾄδω 動 歌う 104 ἀεί 副 常に、いつも、いつでも、絶えず 105 ἀετός 名 はげたか、鷲 106 ἄζυμος 形 パン種なしの、イーストを入れずに焼いたパン、種なしパン(の祭)、除酵祭 107 Ἀζώρ 名 ゾアル 108 Ἄζωτος 名 アゾト 109 ἀήρ 名 大気、空、空中、空気 110 ἀθανασία 名 不死性、不死 111 ἀθέμιτος 形 禁じられた、忌まわしい 112 ἄθεος 形 神のない、神を持たぬ、神を知らずに 113 ἄθεσμος 形 無法な、不道徳な、非道の 114 ἀθετέω 動 ①無効とする、廃止(廃棄)する ②拒む、退ける、無にする 115 ἀθέτησις 名 廃棄、廃止、無効化 116 Ἀθῆναι 名 アテネ 117 Ἀθηναῖος 形 アテネの、アテネ人 118 ἀθλέω 動 競技する、競争する、闘う 119 ἄθλησις 名 競技、競争、戦い 120 ἀθυμέω 動 落胆する、やる気をなくす、いじける 121 ἀθῷος 形 罪のない、責任のない、潔白な 122 αἴγειος 形 山羊の 123 αἰγιαλός 名詞 浜、海岸、渚(砂浜等) 124 Αἰγύπτιος 形 エジプトの、エジプト人 125 Αἴγυπτος 名 エジプト 126 ἀΐδιος 形 永遠に続く、永遠の、永久の 127 αἰδώς 名 慎み、遠慮、畏れ、畏敬 128 Αἰθίοψ 名 エチオピア人 129 αἷμα 名 ①血、血液 ②血筋、血統、生まれ ③流血、殺人 130 αἱματεκχυσία 名 血を流すこと、血の注ぎ 131 αἱμορροέω 動 出血病(長血)を患う 132 Αἰνέας 名 アイネア 133 αἴνεσις 名 賛美、ほめたたえること 134 αἰνέω 動 賛美する、たたえる、ほめる 135 αἴνιγμα 名 謎、(転じて)不明瞭な像 136 αἶνος 名 賛美、たたえること 137 Αἰνών 名 アイノン 138 αἱρέομαι 動 選ぶ、選び取る 139 αἵρεσις 名 所説(自分で選んだ確信)、学説、党派、分派、異端 140 αἱρετίζω 動 選ぶ、選択する 141 αἱρετικός 形 分派的な、党派を作る、異端の 142 αἴρω 動 ①持ち上げる、取(り上げ)る、起こす、(引き)あげる ②かつぐ、(持ち)運ぶ、(寄せ集める) ③負う、支える、気をもませる ④奪い去る、(取り)除く、処分する、消す(殺す) 143 αἰσθάνομαι 動 知覚(感知)する、認める、理解する 144 αἴσθησις 名 洞察、見抜く力、経験 145 αἰσθητήριον 名 感知する機能、感覚 146 αἰσχροκερδής 形 恥ずべき利得をむさぼる 147 αἰσχροκερδῶς 副 利得を得ようと卑しい動機から 148 αἰσχρολογία 名 恥ずべき言葉、みだらな話 149 αἴσχρον 名 恥ずべきこと 150 αἰσχρός 形 恥ずべき、みっともない、不名誉な 151 αἰσχρότης 名 恥ずべきこと(性質、行動) 152 αἰσχύνη 名 恥、恥ずかしいさま、卑劣、醜行 153 αἰσχύνομαι 動 恥じる、恥ずかしい、恥をかく 154 αἰτέω 動 求める、要求する、願う、依頼する、頼む 155 αἴτημα 名 要求、願い(の内容)、願いごと 156 αἰτία 名 ①理由、原因、わけ ②申し立て(告訴の理由)、容疑、責任、罪状 ③場合、事柄、関係、事情 157 αἰτίαμα 名 非難、罪状(の申し立て) 158 αἴτιον 名 理由、わけ、容疑、事情 159 αἴτιος 名 責めを負うべき、有罪の、源(となった) 160 αἰφνίδιος 形 突然の、思いがけない、突然、突如、思いがけなく 161 αἰχμαλωσία 名 ①補囚、とりこ(になること) ②とらわれ人、捕虜 162 αἰχμαλωτεύω 動 とりこにする、捕らえて連行する 163 αἰχμαλωτίζω 動 とりこにする、捕らえて連行する、たぶらかす、篭絡する 164 αἰχμάλωτος 名 (捕らえられる)捕虜、捕らわれ人、囚人 165 αἰών 名 ①(人の)一生一代、世代、歴史上の一つの時期、時代 ②永遠 166 αἰώνιος 形 ①永遠の、とこしえの(終わりのない、始めも終わりもない) ②限りなく長い間 167 ἀκαθαρσία 名 汚れ、不潔、不道徳 168 ἀκαθάρτης 名 不純、不潔 169 ἀκάθαρτος 形 汚れた、不浄な、不潔な 170 ἀκαιρέομαι 動 (~する)機会がない、機会に恵まれない 171 ἀκαίρως 副 時機を得ないで、よい機会がなくて、時を逸した、都合の悪い時に 172 ἄκακος 形 悪くない、悪意のない、無邪気な、純朴な、純真な 173 ἄκανθα 名 いばら 174 ἀκάνθινος 形 いばらの、いばらで作った 175 ἄκαρπος 形 実のない、実のならない、益のない、役に立たない 176 ἀκατάγνωστος 形 非難(すべきところ)のない、非難されない 177 ἀκατακάλυπτος 形 被いをかけていない、覆われていない、被り物をしていない 178 ἀκατάκριτος 名 有罪判決を受けていない、まだ裁判にかけられていない、裁判されないまま 179 ἀκατάλυτος 形 破壊できない、不滅の、朽ちない 180 ἀκατάπαυστος 形 止むことのない、制止することのできない、止めようとしない、飽くことを知らない 181 ἀκαταστασία 名 騒乱、反乱、暴動、無秩序(政治的、または道徳的) 182 ἀκατάστατος 形 不安定な、混乱した、しずめようのない、無秩序な 183 ἀκατάσχετος 形 始末に負えない 184 Ἀκελδαμά 名 アケルダマ 185 ἀκέραιος 形 混じりけのない、純粋な、素直な 186 ἀκλινής 形 曲がらない、傾かない、確固たる、不動の 187 ἀκμάζω 動 成熟する、盛りである、熟している 188 ἀκμήν 副 この時点において(も)、この期におよんでも、(今になっても)まだ、いまだに 189 ἀκοή 名 ①聞くこと、聴聞 ②聞く能力、聴覚 ③報告、告知、情報、うわさ、評判 190 ἀκολουθέω 動 従う、ついて行く(来る)、同行する、~の仲間である 191 ἀκούω 動 ①聞く、耳を傾ける、聞いて知る ②言うことを聞く、聞き従う、従う、聞き届ける ③聞こえる、知れる、~と言われる、~と伝わる 192 ἀκρασία 名 自制力のないこと、無節制、放縦 193 ἀκρατής 形 無節制な、節度のない、放縦な 194 ἄκρατος 形 混ぜものをしていない、水を割っていない、純粋な、(手加減をしない)徹底的な 195 ἀκρίβεια 名 正確、厳格、厳しさ 196 ἀκριβής 副 正確な、厳格な、厳密な、厳しい 197 ἀκριβέστερον 形 より正確に、より完全に 198 ἀκριβόω 動 精密に調べる、厳密に調整する、詳しく問いただして確かめる 199 ἀκριβῶς 副 正確に、厳密に、綿密に、注意深く 200 ἀκρίς 名 いなご 201 ἀκροατήριον 名 話しを聞く場所、(聴衆を入れる)講堂、引見所、訊問所 202 ἀκροατής 名 聞く者、聞き手 203 ἀκροβυστία 名 ①包茎(の状態)ないし「包皮」を指す語から転じて・・・ ②割礼をしていないこと、無割礼;(無割礼の)異邦人 204 ἀκρογωνιαῖος 形 角の先端にある、角張った極点の意味から・・・ ①要石(かなめ石) ②基礎の角の石 205 ἀκροθίνιον 名 積み重ねの一番上にあるもの、捕獲品の最上のもの、分捕り物 206 ἄκρον 名 先端、先、端 207 Ἀκύλας 名 アクラ 208 ἀκυρόω 動 無効にする、破棄する 209 ἀκωλύτως 副 妨げられずに、支障なく 210 ἄκων 形 進んでしない、いやいやながらの、不本意の。気がすすまないで、強いられて 211 ἀλάβαστρον 名 雪花石膏、雪花石膏で作った箱やつぼ、(香油などを入れる)石膏のつぼ 212 ἀλαζονεία 名 高ぶり、尊大、驕り、誇示 213 ἀλαζών 名 「浮浪者」をさす語、転じて「かたり」、「ペテン師」、尊大ぶる者、横柄な者 214 ἀλαλάζω 動 もともと戦いの「ときの声」を上げる意味、大声で叫ぶ、わめきちらす、泣きわめく 215 ἀλάλητος 代 話すことができない、言葉にならない 216 ἄλαλος 形 口の利けない、言語障害者 217 ἅλας 名 塩 218 ἀλείφω 動 (油を)注ぐ、塗る 219 ἀλεκτοροφωνία 名 にわとりが鳴くこと、鶏鳴の時刻、あかつき、早朝、夜の第三更 220 ἀλέκτωρ 名 にわとり(雄鶏) 221 Ἀλεξανδρεύς 名 アレキサンドリア人、アレクサンドリヤ生まれの人、または同市の住人 222 Ἀλεξανδρίνος 形 アレキサンドリヤの 223 Ἀλέξανδρος 名 アレキサンドロ 224 ἄλευρον 名 (穀物の)粉、小麦粉 225 ἀλήθεια 名 ①真実、本当(のこと)、真相、ありのまま、真理 ②真実、信実、誠実、真っ直ぐであること 226 ἀληθεύω 動 真理を語る、真実である、真実に生きる 227 ἀληθής 形 ①真の、まことの、本当の(こと、もの) ②真実な、誠実な(人) 228 ἀληθινός 形 本当の、真正の、正真正銘の、理想的な 229 ἀλήθω 動 臼をひく、穀物をひいて粉にする 230 ἀληθῶς 副 真実に、まことに、ありのままに、本当に 231 ἁλιεύς 名 漁師、漁夫 232 ἁλιεύω 動 魚をとる、漁をする、すなどる 233 ἁλίζω 動 塩を振り掛ける、塩味をつける、塩漬けをする 234 ἀλίσγημα 名 けがれ、けがれたもの(特に食物) 235 ἀλλά 接 ①けれども、しかし、そうではなく、それどころか、逆に ②のみならず更に、その上に 236 ἀλλάσσω 動 変える、変化させる、変容させる、代える、取り替える 237 ἀλλαχόθεν 副 ほかの所から、別な場所から 238 ἀλληγορέω 動 寓意する(譬えで真意を暗示する)、寓意的に(比喩的に、譬え話として)解釈する 239 ἁλληλουϊά 不変 ハレルヤ、汝ら主を誉めよ 240 ἀλλήλων 代 互いの、相互の 241 ἀλλογενής 形 他民族の 242 ἅλλομαι 動 跳ぶ、とび上がる、踊り上がる;湧き出る、噴出する 243 ἄλλος 形 ほかの、他の、別の、もう一つ(一人)の、ちがった 244 ἀλλοτριεπίσκοπος 名 他人の監督、他人の事に干渉する者、おせっかい屋 245 ἀλλότριος 形 他人の、よその、自分のものでない;(味方ではない)敵方の 246 ἀλλόφυλος 形 他民族の、他国の 247 ἄλλως 副 違って、別なように、違う方法(状態)で 248 ἀλοάω 動 打穀する、脱穀する 249 ἄλογος 形 理性のない、分別のない;理に合わない、不合理な 250 ἀλόη 名 アロエ、沈香(じんこう) 251 ἅλς 名 塩 252 ἁλυκός 形 塩辛い、塩気のある 253 ἄλυπος 形 悲しみのない、心配のない 254 ἅλυσις 名 鎖、かせ;(比喩的)囚人の境遇 255 ἀλυσιτελής 形 利益のない、益とならない(有害な) 256 Ἀλφαῖος 名 アルパヨ 257 ἅλων 名 脱穀場、打ち場 258 ἀλώπηξ 名 狐 259 ἅλωσις 名 捕らえ(られ)ること、捕獲、捕縛 260 ἅμα 前 ①直ちに、同時に、それと同時に ②~と同時に、~と一緒に 261 ἀμαθής 形 無学な、無知な 262 ἀμαράντινος 名 しぼむことのない 263 ἀμάραντος 形 しぼむことのない、不滅の 264 ἁμαρτάνω 動 ①間違いをする、誤る、過ちを犯す ②罪を犯す 265 ἁμάρτημα 名 過ち、罪(の行為) 266 ἁμαρτία 名 ①罪、人が神より離れ神にそむいている霊的状態、罪の基本姿勢、そこから発する行為 ②(贖)罪のためのいけにえ、罪祭 267 ἀμάρτυρος 形 証人を持たない、証のない、証されない 268 ἁμαρτωλός 形 罪を犯している、罪ふかい、罪を持つ(人)、罪人 269 ἄμαχος 形 戦わない、非戦の、人と争わない、争いを避ける 270 ἀμάω 動 刈り入れる 271 ἀμέθυστος 名 紫水晶、アメシスト 272 ἀμελέω 動 気にかけない、かえりみない、軽んじる、無視する、知らぬ顔をする 273 ἄμεμπτος 形 責められるところのない、非の打ちどころが無い、落度のない 274 ἀμέμπτως 副 責められるところがないように 275 ἀμέριμνος 形 心配しない、思い煩うことのない 276 ἀμετάθετος 形 変わらない、変動のない、不変の、不動の 277 ἀμετακίνητος 形 動かされない、不動の、揺るがない、堅固な 278 ἀμεταμέλητος 形 考えが変わることのない、考えが変わってその結果変えられることのない、取り消されない 279 ἀμετανόητος 形 悔い改めない、悔い改めていない、悔い改めよう(神に帰ろう)としない 280 ἄμετρος 形 測れない、測りきれない 281 ἀμήν アーメン、まことに、確かに 282 ἀμήτωρ 形 母のない、母を持たない、母の名が知られて(記録に残って)いない人 283 ἀμίαντος 形 汚されていない、汚れのない、汚れ得ない 284 Ἀμιναδάβ 名 アミナダブ 285 ἄμμος 名 砂、砂地、砂浜 286 ἀμνός 名 小羊 287 ἀμοιβή 名 お返し、返礼、恩返し 288 ἄμπελος 名 ぶどうの木 289 ἀμπελουργός 名 ぶどう作り、ぶどうの木を栽培する人、ぶどう園の園丁 290 ἀμπελών 名 ぶどう園 291 Ἀμπλίας 名 アンプリアト 292 ἀμύνομαι 動 防ぐ、かばう、守って助ける 293 ἀμφίβληστρον 名 投網、漁網 294 ἀμφιέννυμι 動 着せる、着せてやる、装わせる 295 Ἀμφίπολις 名 アンフィポリス、アムピポリス 296 ἄμφοδον 名 周りを取り囲んでいる道路、街路 297 ἀμφότεροι 形 両者、両方とも、両方一緒になって 298 ἀμώμητος 形 非の打ち所のない、非難されない、傷のない 299 ἄμωμος 形 ①非難するところのない、欠点のない ②傷のない、無傷の 300 Ἀμών 名 アモス 301 Ἀμώς 名 アモス 302 ἄν ①~時まで、~者は誰でも、かりに~する者たちがいればそれだけ(そのいる数だけ)、~したなら、~した場合 ②~するであろうに、~したであろうに 303 ἀνά 前 上へ、~の上方に、~に沿って(上へ) ①~の真ん中に、~の間に ②~ずつ、~ごとに 304 ἀναβαθμός 名 ①昇ること、上ること ②階段 305 ἀναβαίνω 動 上がる、昇る、生え出る、伸びる、思い浮かぶ、思い立つ 306 ἀναβάλλω 動 延ばす、延期する 307 ἀναβιβάζω 動 上がらせる、引き上げる 308 ἀναβλέπω 動 ①見上げる、仰ぐ、顔を上げる ②再び見る、視力を回復する 309 ἀνάβλεψις 名 視力の回復、再び目が見えるようになること 310 ἀναβοάω 動 大声で叫ぶ、絶叫する、声を張り上げる 311 ἀναβολή 名 延ばすこと、延期、遅延、猶予 312 ἀναγγέλλω 動 伝える、告げ知らせる、報告する、打ち明ける 313 ἀναγεννάω 動 再び生む、新たに生む、再び生まれさせる、再生(新生)させる 314 ἀναγινώσκω 動 読む、読んで聞かせる、朗読する 315 ἀναγκάζω 動 必要にする、強いる、強制する、無理に(余儀なく)させる;たって進める、促す 316 ἀναγκαῖος 形 ①必要な、不可欠な、差し迫った ②親密な(関係の)、懇意な 317 ἀναγκαστῶς 副 強いて、強いられて、無理に 318 ἀνάγκη 名 必要、強制、無理;圧迫、困窮、苦難;~するように強いられる、どうしても~せねばならない立場にある、~することが必要である 319 ἀναγνωρίζω 動 再びそれと知る、再認する、認める 320 ἀνάγνωσις 名 読むこと、朗読 321 ἀνάγω 動 ①上へ導く、導き上がる、上へ連れて行く、連れて上がる ②出帆する、船出する 322 ἀναδείκνυμι 動 持ち上げてはっきり示す;(任職)宣言する、任ずる、選ぶ 323 ἀνάδειξις 名 はっきり示すこと、任職の布告 324 ἀναδέχομαι 動 温かく受け入れる、歓迎する、歓待する;(責任を)引き受ける 325 ἀναδίδωμι 動 渡す、手渡す、届ける 326 ἀναζάω 動 再び生きる、生命を回復する、生き返る 327 ἀναζητέω 動 注意深く探す、探し回る、探し出す 328 ἀναζώννυμι 動 (腰を帯で)しっかり締める 329 ἀναζωπυρέω 動 再び燃え立たせる、炎をかき立てる、炎を立てて燃え続けさせる 330 ἀναθάλλω 動 再び開花させる、また燃え立たせる 331 ἀνάθεμα 名 ①取って置かれたもの、奉献された供え物、(神に)捧げられたもの ②滅ぼし尽くされるもの、呪われたもの、呪い、アナテマ 332 ἀναθεματίζω 名 滅亡に委ねる、呪う 333 ἀναθεωρέω 動 入念に見る、精密に観察する、よく考察する 334 ἀνάθημα 名 奉納物 335 ἀναίδεια 名 無恥、恥をしらないしつこさ;厚かましさ、ずうずうしさ 336 ἀναίρεσις 名 (生命を)取り去ること、殺すこと、「消す」こと 337 ἀναιρέω 動 ①取り上げる ②~の生命を取り去る、殺す、片づける、「消す」 ③廃止する 338 ἀναίτιος 形 罪に問われない、無罪の 339 ἀνακαθίζω 動 (寝ていた人が)上半身を起こす、起きて座る、起き直る 340 ἀνακαινίζω 動 再び(初めのように)新しくする、更新する 341 ἀνακαινόω 動 再び新しくする、更新する 342 ἀνακαίνωσις 名 自分を変えること 343 ἀνακαλύπτω 動 蔽いを(持ち上げて)取り去る、被いを剥ぐ、ヴェールを取る 344 ἀνακάμπτω 動 戻る、立ち返る 345 ἀνάκειμαι 動 食卓に寄りかか(って座)る、着座する 346 ἀνακεφαλαιόω 動 要約する、総括する 347 ἀνακλίνω 動 ①(食卓に)寄り掛かって座らせる ②食卓に寄り掛か(って座)る、食事の席に着く 348 ἀνακόπτω 動 後部で打つ、点検する 349 ἀνακράζω 動 (大声で)叫ぶ、大声を上げる 350 ἀνακρίνω 動 ①審問する、問いただす、とり調べる ②吟味する、精査する、調べる ③(批判の対象にして)評価を下す 351 ἀνάκρισις 名 訊問、審問、取り調べ 352 ἀνακύπτω 動 (かがんでいる状態から)身を起こす、シャンと真っ直ぐに立つ 353 ἀναλαμβάνω 動 ①上げる、取り上げる、引き上げる ②拾う、途中から人を拾う、連れて行く、同行(同船)させる ③持ち去る、取り去る、連れ去る 354 ἀνάλημψις 名 取り去(られ)ること、引き上げ(られ)ること 355 ἀναλίσκω 動 使い尽くす、消尽する;絶滅する、滅ぼす 356 ἀναλογία 名 比例、釣り合い、割合、調和、程度 357 ἀναλογίζομαι 動 計算する、総計する;考慮に入れる、熟考する 358 ἄναλος 形 塩味のない、塩味のぬけた、無味な 359 ἀνάλυσις 名 出発、世を去ること、地上の生涯からの解放 360 ἀναλύω 動 出発する、世を去る、帰ってくる 361 ἀναμάρτητος 形 罪のない、罪をもたない 362 ἀναμένω 動 待つ、待ち受ける、待ち望む 363 ἀναμιμνῄσκω 名 思い出させる;思い起こす、思い出す 364 ἀνάμνησις 名 思い出すこと、想起、記憶、記念 365 ἀνανεόω 動 新しくする、新たにする、更新する 366 ἀνανήφω 動 再び正気になる、酔いが醒める、しらふになる 367 Ἁνανίας 名 アナニア 368 ἀναντίρρητος 形 反対(反駁、否定)できない;絶対間違いない 369 ἀναντιρρήτως 副 反対しないで、異議なく、言われた通りに 370 ἀνάξιος 形 価値がない、適任でなく、相応しくない、~を処理する能力がない 371 ἀναξίως 副 相応しくない態度(仕方)で 372 ἀνάπαυσις 名 絶え間、休止、休み、休養 373 ἀναπαύω 動 ①仕事を一時中断させる、休ませる、休養させる ②休む、休息する、休養する 374 ἀναπείθω 動 説得しようとしてしきりに促す、そそのかす、扇動する 375 ἀναπέμπω 動 ①上へ(より高い権威や上級裁判所へ)送る、送り上げる、送り向ける ②送り返す 376 ἀνάπηρος 形 体の不自由な 377 ἀναπίπτω 動 食事の席に座る、席に着く、食卓によりかかって座る 378 ἀναπληρόω 動 ①満たす、満たしてしまう、いっぱいにする ②成就する、(命じられたことを)成し遂げる、完全に守る、果たす、完済する ③補う 379 ἀναπολόγητος 形 弁解(弁護)の余地がない、弁解できない、言い訳が立たない 380 ἀναπτύσσω 動 (巻いたものを)広げる、開く、解く 381 ἀνάπτω 動 火をつける、燃やす 382 ἀναρίθμητος 形 数えられない、数え切れない 383 ἀνασείω 動 激しく振る、揺り動かす、扇動する、けしかける 384 ἀνασκευάζω 動 運び去る、略奪する;混乱させる、動揺させる 385 ἀνασπάω 動 引き上げる、引っ張り出す 386 ἀνάστασις 名 ①立ち上がること、(倒れていたものが)起き上がること ②(死者の)復活、よみがえり 387 ἀναστατόω 動 かき乱す、騒乱を起こす、扇動(して反乱を起こさせようと)する 388 ἀνασταυρόω 動 十字架の上にかける、十字架刑にして(高い所に)挙げる 389 ἀναστενάζω 動 (深く)ため息をつく、嘆息する、うめく 390 ἀναστρέφω 動 ①ひっくり返す、さかさまにする ②帰って来る、引き返す、行ったり来たりする ③行動する、生活する、暮らす、振る舞う 391 ἀναστροφή 名 生き方、振る舞い、行状、生活 392 ἀνατάσσομαι 動 配列する、(順序正しく)再現する;(文書に)作成する、(資料を編集して)著作する 393 ἀνατέλλω 動 ①昇らせる、昇らせる ②昇る、輝く ③(雲や人物が)出る、起こる 394 ἀνατίθημι 動 (相手の判断を求めて)述べる、持ち出す、示す、伝える 395 ἀνατολή 名 ①(太陽や月星が)昇ること、日の出 ②日の出る所(方向)、東、東方 396 ἀνατρέπω 動 ひっくり返す、くつがえす、破壊する 397 ἀνατρέφω 動 育てる、育て上げる、養育する 398 ἀναφαίνω 動 ①明るみに出す、現れさせる ②(海上に目標を)認める 399 ἀναφέρω 動 ①運び上げる、負って上る、連れて登る ②祭壇へ持っていく、捧げる、供える 400 ἀναφωνέω 動 大声で叫ぶ、声高く叫ぶ STNB ギリシャ語 品詞 意味 401 ἀνάχυσις 名 注ぎ出し、溢れ出し、流出、過度 402 ἀναχωρέω 動 ①(場所を空けて)退く、去る、立ち去る ②帰る 403 ἀνάψυξις 名 慰め、安らぎ、休息、安息 404 ἀναψύχω 動 再び生き生きとさせる、息をつかせる、元気づける、慰める、励ます 405 ἀνδραποδιστής 名 奴隷商、人買い、人さらい、誘惑者 406 Ἀνδρέας 名 アンデレ 407 ἀνδρίζομαι 動 男らしく行動する、男らしく振る舞う、雄々しく生きる 408 Ἀνδρόνικος 名 アンドロニコ 409 ἀνδροφόνος 名 人を殺す者、殺人者 410 ἀνέγκλητος 形 咎められることのない、非難させるところのない、人の批判の対象にならない 411 ἀνεκδιήγητος 形 言葉で表現できない、言い尽くせない 412 ἀνεκλάλητος 形 言葉にできない、言語に絶する 413 ἀνέκλειπτος 形 尽きることのない、使い尽くすことのできない、無尽蔵の 414 ἀνεκτός 形 耐えられる、我慢できる(程度の軽い罰で済む) 415 ἀνελεήμων 形 憐れみのない、無慈悲な 416 ἀνεμίζω 動 風に吹かれて揺り動かされる、風にもてあそばれる 417 ἄνεμος 名 ①風、(その時々で方角の変わる教えや思想の)風 ②方角、方位 418 ἀνένδεκτος 形 不可能な、容認できない 419 ἀνεξεραύνητος 形 探っても探り出せない、究め尽くしがたい、計り知れない 420 ἀνεξίκακος 形 害悪に対して忍耐する、不法を平然と耐える、辛抱強い 421 ἀνεξιχνίαστος 形 跡をつけて探し出すことの出来ない、探り出せない、測りがたい 422 ἀνεπαίσχυντος 形 恥じるところのない、恥ずかしがる必要のない 423 ἀνεπίλημπτος 形 非難の理由を与えることのない、非難のしようのない 424 ἀνέρχομαι 動 上がる、(山に)登る、(都に)上る 425 ἄνεσις 名 ①(苦痛、心配、負担の)軽減、安心、気をゆるめられること ②休養、安らぎ、平穏、慰籍 426 ἀνετάζω 動 尋問する、取り調べる 427 ἄνευ 前 ~なしに、~なしで、~に知られないで 428 ἀνεύθετος 形 不利な位置にある、適していない、不便な 429 ἀνευρίσκω 動 探し出す、捜しあてる 430 ἀνέχω 動 忍ぶ、耐える、~を我慢する、~を許す;耳を傾ける、聞く 431 ἀνεψιός 名 いとこ、従兄弟;甥 432 ἄνηθον 名 いのんど 433 ἀνήκω 動 ふさわしい(倫理的な意味で)、適当である 434 ἀνήμερος 形 飼い慣らされてない、制御されない、粗野な、残忍な、粗暴な 435 ἀνήρ 名 男 ①(女に対し)男、(妻に対し)夫 ②(少年あるいは幼児に対し)おとな 436 ἀνθίστημι 動 ①逆らって立てる ②反対する、逆らう、立ち向かう、抵抗する、背く 437 ἀνθομολογέομαι 動 ①感謝を捧げる、賛美する ②告白する 438 ἄνθος 名 花(樹木の花も草花も含む) 439 ἀνθρακιά 名 炭火、おき(薪などが燃えて炭火のようになったもの)の火 440 ἄνθραξ 名 炭(すみ)、木炭 441 ἀνθρωπάρεσκος 形 人にへつらう(者)、人のご機嫌取り 442 ἀνθρώπινος 形 人間の、(神的に対し)人間的な、人間流の、人間に共通の、人間の作った(行った) 443 ἀνθρωποκτόνος 名 人殺し、殺人者 444 ἄνθρωπος 名 人、人一般、人間のもつ弱さと不完全さ、そのあらゆる性質を内包する者、人間 445 ἀνθυπατεύω 動 地方総督、プロコンスル 446 ἀνθύπατος 名 地方総督、プロコンスル 447 ἀνίημι 動 ①放してやる、解放する、解く、ゆるめる ②放棄する、断念する、見捨てる、見放す 448 ἀνίλεως 形 憐れみのない、無慈悲な 449 ἄνιπτος 形 洗ってない(手など) 450 ἀνίστημι 動 ①起こす、起き上がらせる、立たせる、立てる、よみがえらせる(死者の中から起き上がらせる) ②起きる、起き上がる 451 Ἄννα 名 アンナ、ハンナ 452 Ἄννας 名 アンナス 453 ἀνόητος 形 理解に乏しい、物分かりの悪い、愚かな、無知な 454 ἄνοια 名 理性を欠くこと、愚かさ、無知、無分別 455 ἀνοίγω 動 開く ①ひらく、あける ②ひらく、あく 456 ἀνοικοδομέω 動 再び建てる、再建する、建て替える、立て直す 457 ἄνοιξις 名 開くこと 458 ἀνομία 名 不法、違法、法に背くこと、律法の違反 459 ἄνομος 形 ①不法の、法に違反する;神の律法を否定(無視)する、不正な ②法を持たない、律法のない;モーセ律法の(支配下に)ない 460 ἀνόμως 副 ①法を無視して、不法に ②法を持たずに、モーセ律法を持たないで(知らないで) 461 ἀνορθόω 動 (曲がっていたものを)再び真っ直ぐにする;(倒れていたものを)立て直す 462 ἀνόσιος 形 不敬虔な、神聖をけがす 463 ἀνοχή 名 猶予、延期;抑制、忍耐、寛恕 464 ἀνταγωνίζομαι 動 反対して戦う、抗争する、戦う 465 ἀντάλλαγμα 名 引き替えに渡すもの、交換物、代価 466 ἀνταναπληρόω 動 代理をして満たす、代わって(今度は自分の番として)果たす 467 ἀνταποδίδωμι 動 代償として返す、返礼する、恩返しする、報いる;報復する、復讐する 468 ἀνταπόδομα 名 返礼;報復、罰 469 ἀνταπόδοσις 名 返礼;報復、罰 470 ἀνταποκρίνομαι 動 言い逆らう、抗弁する、言い返す、異議を申し立てる、口答えする 471 ἀντεῖπον 動 抗弁した、否定した 472 ἀντέχω 動 かたく結びつく、執着する、どこまでも~の側に立つ、助ける 473 ἀντί 前 ①~の代わりに、~に代わって、~の返しに、~の報いに、~と引き替えに ②~のために ③~だから、~の故に 474 ἀντιβάλλω 動 互いに投げ合う、やり取りする、言葉を交わす 475 ἀντιδιατίθημι 動 敵対して自分を置く、反対する、反抗する 476 ἀντίδικος 名 法廷で対立し合う、訴訟における敵対者、訴訟相手 477 ἀντίθεσις 名 反対(論)、反論、反抗 478 ἀντικαθίστημι 動 対立して抵抗する、反対する 479 ἀντικαλέω 動 返礼に招待する、招き返す 480 ἀντίκειμαι 動 反対する(立場を取る)、反抗する、敵対する 481 ἀντικρύ 前 真正面に、向かい側に 482 ἀντιλαμβάνω 動 ①助ける、援助する、引き受ける、世話する ②与る、益を受ける 483 ἀντιλέγω 動 ①言い逆らう、反対する、反論する、抗弁する ②抵抗する 484 ἀντίλημψις 名 助けること、援助、助力 485 ἀντιλογία 名 ①反対論、抗弁、異議 ②反抗、敵対 486 ἀντιλοιδορέω 動 ののしり返す 487 ἀντίλυτρον 名 あがないの代価、見受け金、身の代金 488 ἀντιμετρέω 動 量り返す、同じだけ量って返す、量って返礼する 489 ἀντιμισθία 名 見合った報酬、応報、むくい、返し 490 Ἀντιόχεια 名 アンティオキア、アンテオケ 491 Ἀντιοχεύς 名 アンティオキア(アンテオケ)の住民 492 ἀντιπαρέρχομαι 動 (道の)反対側を通り過ぎる、見ながら側を行き過ぎる 493 Ἀντίπας 名 アンティパス 494 Ἀντιπατρίς 名 アンティパトリス 495 ἀντιπέραν 副 向かい側に、対岸に 496 ἀντιπίπτω 動 逆らう、反抗(抵抗)する 497 ἀντιστρατεύομαι 動 抗戦する、戦いをいどむ、~を敵にして戦う 498 ἀντιτάσσω 動 対立して自分自身を立てる、~の敵になる、逆らう、抵抗する 499 ἀντίτυπος 形 対応する、対型の、模型の 500 ἀντίχριστος 名 (世の終末に現れる)キリストの敵、偽って自らメシアであると主張する者 501 ἀντλέω 動 汲み出す、汲む 502 ἄντλημα 名 (水を)汲む器、つるべ、水汲みバケツ 503 ἀντοφθαλμέω 動 真正面から向かう、逆らう、抵抗する 504 ἄνυδρος 形 水のない、水の枯れた、乾燥した 505 ἀνυπόκριτος 形 演技していない、偽りのない 506 ἀνυπότακτος 形 (まだ)服従させられていない;服従しようとしない、不従順の、気ままで御しにくい 507 ἄνω 副 上へ、上に(向かって)、上で、上の方で 508 ἀνώγεον 509 ἄνωθεν 副 ①上から、上より、天から ②はじめから、源から、昔から ③新規に、新しく、新たに 510 ἀνωτερικός 形 上方の、高地にある;[名]高地、奥地 511 ἀνώτερος 副 [刑]より高い;[副]①より高く、上座へ ②上に、前に、上記に 512 ἀνωφελής 形 無益な、役に立たない 513 ἀξίνη 名 斧 514 ἄξιος 形 重さを持った、~だけの価値がある、~にふさわしい、~にかなった 515 ἀξιόω 動 価値があると認める、~にふさわしい(かなった)ものとする、~(を受ける)に値すると見なす 516 ἀξίως 副 ふさわしく、~に値するように 517 ἀόρατος 形 目に見えない、見ることのできない 518 ἀπαγγέλλω 動 ①知らせる、伝える、報告する ②告げ知らせる、宣べ伝える ③公言する、告白する 519 ἀπάγχω 動 首をつって死ぬ、縊死する 520 ἀπάγω 動 連れ去る、引き出す、連れて行く;(道が)通じている、導く 521 ἀπαίδευτος 教育のない、無知な 522 ἀπαίρω 運び去る、取り除ける、取り去る、奪い去る 523 ἀπαιτέω 返還を要求する、取り戻そうとする、要求する、請求する 524 ἀπαλγέω 痛みを感じなくなる、無感覚になる 525 ἀπαλλάσσω 自由にしてやる、解放する;[受動]解放される、放免になる 526 ἀπαλλοτριόω 遠ざけられている、疎外されている、無縁になっている 527 ἁπαλός 柔らかい、みずみずしい 528 ἀπαντάω 会いに行く、出迎える、会う、出会う 529 ἀπάντησις 会うこと、出会い、出迎え 530 ἅπαξ 一度、ひとたび、いったん、一度きり 531 ἀπαράβατος 犯しがたい、不可侵の;変えられない、変わらない 532 ἀπαρασκεύαστος 準備のない、用意の(できてい)ない 533 ἀπαρνέομαι 否定する、否認する、自分に関係がない(知らない)と言う 534 ἀπάρτι 今から、これから、今後、今や 535 ἀπαρτισμός 完成、仕上げ、竣工 536 ἀπαρχή ①初なり、初物、初穂 ②最初の(走りの)部分、手付金(に相当するような最初の賜物) 537 ἅπας すべて、全、皆、ことごとく、一切 538 ἀπατάω あざむく、だます、惑わす、ペテンにかける 539 ἀπάτη 欺き、偽り、欺瞞、だましごと 540 ἀπάτωρ 父のない者、父が誰であるか記録に残っていない者、父の名が分からない者 541 ἀπαύγασμα (光の)放射、輝き;反射、反映 542 ἀπεῖδον 543 ἀπείθεια 不従順、不服従、反逆 544 ἀπειθέω 従わない、服従しない、不従順な(信仰を拒む) 545 ἀπειθής 不従順な、服従しない、逆らう 546 ἀπειλέω 脅迫する、おどす、脅かす 547 ἀπειλή 脅迫、おどし、威嚇 548 ἄπειμι 不在である、いない、離れている 549 ἄπειμι 立ち去る、離れて行く、(出かけて)行く 550 ἀπεῖπον 放棄した、断念した 551 ἀπείραστος 誘惑されない、誘惑され得ない 552 ἄπειρος 無験のない、不慣れな、通じていない;経験できない、味わうことのない 553 ἀπεκδέχομαι 熱心に待つ、待ち設ける、じっと待つ、待望する 554 ἀπεκδύομαι (服を)脱ぎ捨てる、(武装を)剥ぎ取る、武装解除する 555 ἀπέκδυσις 脱ぐこと、脱ぎ捨て、放棄 556 ἀπελαύνω 追い払う、追いやる 557 ἀπελεγμός 反駁、反論、拒否;悪評、不評判(になること) 558 ἀπελεύθερος 被解放者、解放されて自由を得た元奴隷 559 Ἀπελλῆς アペレ 560 ἀπελπίζω 絶望する、諦める 561 ἀπέναντι ①~に対して、~に向かって、~の目の前で、~の面前で ②~に逆らって、~に反対して 562 ἀπέραντος 終わりのない、果てしのない、際限のない 563 ἀπερισπάστως 思いを他にそらされることなしに、気を散らされないで、余念なく 564 ἀπερίτμητος 割礼を受けていない、割礼のない(異邦人と同じ) 565 ἀπέρχομαι 去る、立ち去る、離れて行く、過ぎ去る、(こちらから向こうへ、ここから離れた所へ)行く、出向く、出かける 566 ἀπέχει 567 ἀπέχομαι 568 ἀπέχω ①[他動]領収する、受け取る ②[自動]離れている、遠くにいる;[中動]避ける、差し控える、慎む 569 ἀπιστέω ①不信実である、忠実でない ②信用しない、信じ(ようとし)ない、信仰を持たない 570 ἀπιστία ①不信実、不忠実 ②信仰の欠如、不信仰 571 ἄπιστος ①信用できない、不信実な ②信じていない、信仰を欠如している、不信仰な、不信の 572 ἁπλότης 単一、単純、純真、誠実、まごころ;物惜しみしないこと、犠牲をいとわない気前の良さ 573 ἁπλοῦς 単純な、単一な(心が一つである、一つのものに集中している)、純一な、一途な、健全な 574 ἁπλῶς 単一に、単純に、純粋に、一途に、誠実に、ひたすら(物惜しみしないで) 575 ἀπό ①(位置的に)~から(離れて、去って) ②(時間的に)~から ③(部分を表わす用法)~のうちから、~のうちの ④~によって~される(つまり「誰々から~される)という意味での「から」 ⑤~(という理由)から、~の故に ⑥~の距離にわたって 576 ἀποβαίνω ①下船する、(船を降りる)②~の結果となる、~に終わる 577 ἀποβάλλω 投げ離す、離れた所へ投げる、投げ捨てる;脱ぎ捨てる、放棄する 578 ἀποβλέπω (~から)遠くへ目をやる、望み見る、見つめる、眺める 579 ἀπόβλητος 捨てされられるべき(捨てられなければならない、捨てた方が良い)、拒否されるべき(拒否されるに値する) 580 ἀποβολή 投げ捨て、放棄、拒否;損失、喪失 581 ἀπογίνομαι ①離れている ②生を去る、死ぬ 582 ἀπογραφή 登録、人口登録、人口調査 583 ἀπογράφω (人口調査に)登録する 584 ἀποδείκνυμι ①証拠をあげて示す、立証する ②陳列する、展示する、見せ物にする ③~であると宣言する、一つの地位や官職に就けたことを内外に宣言し示す 585 ἀπόδειξις 立証、証明、証拠 586 ἀποδεκατόω ①十分の一を納める、十分の一を捧げる ②十分の一を収めさせる(取り立てる) 587 ἀπόδεκτος 受け入れられる、の気に入る、満足な、意に適う 588 ἀποδέχομαι ①受け入れる、迎え(入れ)る、歓待する、もてなす ②受けて満足している、(益を)享受する、是認する 589 ἀποδημέω 故郷を離れている、家から離れて国外にいる、旅に出て不在である 590 ἀπόδημος 故郷を離れて、異国に寄寓して、旅に出て不在の 591 ἀποδίδωμι ①(元に)返す、回復する ②(借りているものや、義務、または当然渡さなければ(払われなければ)ならないものを)返す、払う、支払う、報いる、渡す ③[中動]手放す、売り渡す ④義務を果たす 592 ἀποδιορίζω 境界線を引いて区分する、分裂を起こす、分派を作る 593 ἀποδοκιμάζω (テストの結果)不合格とみなして捨てる、吟味した上で不適と判定する、否認して捨てる 594 ἀποδοχή 受け入れ(ること)、受容、承認、是認、同意 595 ἀπόθεσις 取り除くこと、脱ぐこと 596 ἀποθήκη 倉、倉庫、穀倉 597 ἀποθησαυρίζω (宝を倉に)しまっておく、貯蔵する、蓄積(蓄財)する 598 ἀποθλίβω 強く押す、押しつける、押し合う 599 ἀποθνῄσκω 死にかけている、死のうとしている、瀕死である 600 ἀποκαθίστημι ①回復する、元の通りに直す、復興する;[受動]直る、回復する ②返す、返却する、戻す 601 ἀποκαλύπτω 覆いを取る、現す、暴露する、(今まで奥義であったものを、すべての人に分かるように)明らかにする、現す、示す、啓示する;[受動]現れる、示される 602 ἀποκάλυψις 現すこと、覆いを取って真相(秘儀であった内容)を示すこと;啓示、黙示;(隠れていたものの)出現 603 ἀποκαραδοκία 前に首を伸ばして待ちきれない思いで待ち望むこと、切なる期待、切望、待望 604 ἀποκαταλλάσσω 和解させる 605 ἀποκατάστασις 回復、復興、修復、復帰 606 ἀπόκειμαι しまってある、備えてある、保存されている;定まっている 607 ἀποκεφαλίζω 首を切る、打ち首にする 608 ἀποκλείω しっかり閉じる、(門や戸を)閉ざす 609 ἀποκόπτω ①切断する、断ち切る、切り落とす、切り離す ②[中動]自分の身を切断して台無しにする、去勢する 610 ἀπόκριμα 答え、(使者の受ける正式の)回答 611 ἀποκρίνομαι 答える、返答する、答弁する 612 ἀπόκρισις 答えること、答、答弁 613 ἀποκρύπτω 隠し去る、隠す、秘密にしておく 614 ἀπόκρυφος [形] 隠された、隠して(今は見えない形で)保存されている 615 ἀποκτείνω 殺す、殺してしまう、滅ぼす、命を奪う 616 ἀποκυέω 分娩する、産む 617 ἀποκυλίω 転がして除ける、わきへ転がす 618 ἀπολαμβάνω ①(人からもらって)受け取る、(自分の分や報いなどを)受ける ②(自分のものを人から)返してもらう、取り返す ③[中動](わきへ)連れ出す 619 ἀπόλαυσις 享受、享楽、楽しみ 620 ἀπολείπω (後に)残す、置いて来る、置き去りにする、捨てておく;[受動]残されて(供えられて)いる 621 ἀπολείχω 622 ἀπόλλυμι ①滅ぼす、殺す ②失う、救わないでしまう、救うことに失敗する;[中動]滅びる、滅びようとしている、滅びつつある、なくなる、消滅する、無駄になる 623 Ἀπολλύων アポリオン 624 Ἀπολλωνία アポロニア 625 Ἀπολλῶς アポロ 626 ἀπολογέομαι (自らを)弁明する、身の明かしを立てる;(他の人やことがらを)弁護(弁明)する 627 ἀπολογία 弁明、言い開き、弁護 628 ἀπολούω 洗い落とす、洗い去る;[中動](自分の身から)洗い取ってもらう 629 ἀπολύτρωσις 身の代金の支払いによる買い戻し、見受け、解放、あがない;奴隷解放、放免 630 ἀπολύω ①解放する、釈放する、放免する、免除する、赦す ②行かせる、去らせる、解散させる、追い払う ③(妻を)去らせる、離縁する;[中動]去る、帰って行く 631 ἀπομάσσω 632 ἀπονέμω 割り当てる、配当する、(当然与えるべきものを)与える、報いる 633 ἀπονίπτω 洗い去る、洗い落とす 634 ἀποπίπτω 離れ落ちる、剥離する 635 ἀποπλανάω 迷わす、惑わす、迷いに導く;[受動]迷い出る、誤る 636 ἀποπλέω 船で去る、出帆する、出港する 637 ἀποπλύνω 638 ἀποπνίγω ①窒息させる、溺れされる;[中動]溺れる ②(ふさいで、覆って)枯死させる 639 ἀπορέω 手段がない、困る、当惑する、途方に暮れる、悩む、どうしたら良いか分からない、困っている、(疑い)迷っている 640 ἀπορία 途方に暮れた状態、当惑、困惑、行き詰まりの不安 641 ἀπορρίπτω 投げ出す、投げ捨てる;[能動で自動詞的に]飛び込む 642 ἀπορφανίζω 孤児にする;[受動]孤児となる、(引き離されて)孤児同然になる 643 ἀποσκευάζω 644 ἀποσκίασμα 物体によって投げられた影 645 ἀποσπάω 引き抜く、抜き放つ;引っ張り込む、引き抜く、引き離す;[受動]離れる、退く、別れる 646 ἀποστασία 背くこと、離反、背反 647 ἀποστάσιον 離婚 648 ἀποστεγάζω 屋根をはがす 649 ἀποστέλλω ①使命を与えて遣わす、職権を委任して派遣する、つかわす、使いに出す、使いにやる ②送り出す、去らせる、退去させる、行かせる 650 ἀποστερέω だまして奪う、欺き取る、搾取する;[受動]奪われて失う;(相手に与えねばらならないものを拒んで)奪う結果になる 651 ἀποστολή 使徒のつとめ、使徒として委任された職権、職務 652 ἀπόστολος ①使者 ②使徒 653 ἀποστοματίζω 口から言葉を吐き出す、悪意ある質問を投げかける 654 ἀποστρέφω ①[他動詞]そらす、遠ざける、取り除く、わきを向かせる、背かせる ②[自動詞]わきを向く、顔を背ける、背を向ける;[中動]離れ去る、拒否する ②引き返す、立ち返る 655 ἀποστυγέω ひどく憎む、憎み退ける、嫌悪する 656 ἀποσυνάγωγος 会堂から除名された、ユダヤ教徒の会衆から村八分にされ(交わりを断たれ)た 657 ἀποτάσσω ①別れを告げる、別れる ②放棄する、断念する、捨て去る 658 ἀποτελέω ①完成させる、成就させる;[受動]完成する、熟する ②実行する、(一定の目的を)果たす、遂行する、行なう、(結果として)~をもたらす 659 ἀποτίθημι ①脱ぎ捨てる、脱ぐ、捨てる ②しまう、片づける、入れる、監禁する 660 ἀποτινάσσω 振り払う、払い落とす、振り落とす 661 ἀποτίνω 返済する、弁償する、(負債、罰金等を)全部払いきる 662 ἀποτολμάω 甚だ大胆である、大胆に事を行う 663 ἀποτομία 岩などが切り立っていること、鋭さ、厳しさ、峻厳 664 ἀποτόμως 厳しく、するどく、容赦なく 665 ἀποτρέπω 666 ἀπουσία 不在、いない間 667 ἀποφέρω 運び去る、連れ去る、連れて行く、暴力で連行する;持ってゆく 668 ἀποφεύγω 逃げ出す、~から逃げる 669 ἀποφθέγγομαι 語り出す、語りかける、言明する、発言する 670 ἀποφορτίζομαι 荷揚げする、積み荷をおろす 671 ἀπόχρησις 使い切ること、使い尽くすこと、濫用 672 ἀποχωρέω 離れて(別れて)去る、去る、退く 673 ἀποχωρίζω 674 ἀποψύχω 息をするのを止める、気絶する 675 Ἄππιος アッピウス 676 ἀπρόσιτος 近づくことができない、近より難い 677 ἀπρόσκοπος 躓きの原因とならない、人を罪に導かない 678 ἀπροσωπολήμπτως 人を差別しないで、公平に、えこひいきなしに、偏りみないで 679 ἄπταιστος 躓いて倒れたりしない、足元のしっかりした 680 ἅπτομαι 681 ἅπτω ①くっつける;[中動]自分自身を~にくっつける、さわる、つかむ、触れる(性的関係を持つことも)、すがりつく、しがみつく ②(火を)ともす、つかる、点ずる 682 Ἀπφία アピヤ 683 ἀπωθέω 684 ἀπώλεια 685 ἀρά 686 ἄρα 687 ἆρα 688 Ἀραβία 689 Ἀράμ 690 Ἄραψ 691 ἀργέω 692 ἀργός 693 ἀργύρεος 694 ἀργύριον 695 ἀργυροκόπος 696 ἄργυρος 697 Ἄρειος πάγος 698 Ἀρεοπαγίτης 699 ἀρεσκεία 700 ἀρέσκω 701 ἀρεστός 702 Ἀρέτας 703 ἀρετή 704 ἀρήν 705 ἀριθμέω 706 ἀριθμός 707 Ἁριμαθαία 708 Ἀρίσταρχος 709 ἀριστάω 710 ἀριστερός 711 Ἀριστόβουλος 712 ἄριστον 713 ἀρκετός 714 ἀρκέω 715 ἄρκτος 716 ἅρμα 717 Ἁρμαγεδών 718 ἁρμόζω 719 ἁρμός 720 ἀρνέομαι 721 ἀρνίον 722 ἀροτριάω 723 ἄροτρον 724 ἁρπαγή 725 ἁρπαγμός 726 ἁρπάζω 727 ἅρπαξ 728 ἀρραβών 729 ἄραφος 730 ἄρρην 731 ἄρρητος 732 ἄρρωστος 733 ἀρσενοκοίτης 734 Ἀρτεμᾶς 735 Ἄρτεμις 736 ἀρτέμων 737 ἄρτι 738 ἀρτιγέννητος 739 ἄρτιος 740 ἄρτος 741 ἀρτύω 742 Ἀρφαξάδ 743 ἀρχάγγελος 744 ἀρχαῖος 745 Ἀρχέλαος 746 ἀρχή 747 ἀρχηγός 748 ἀρχιερατικός 749 ἀρχιερεύς 750 ἀρχιποίμην 751 Ἄρχιππος 752 ἀρχισυνάγωγος 753 ἀρχιτέκτων 754 ἀρχιτελώνης 755 ἀρχιτρίκλινος 756 ἄρχομαι 757 ἄρχω 758 ἄρχων 759 ἄρωμα 760 Ἀσά 761 ἀσάλευτος 762 ἄσβεστος 763 ἀσέβεια 764 ἀσεβέω 765 ἀσεβής 766 ἀσέλγεια 767 ἄσημος 768 Ἀσήρ 769 ἀσθένεια 770 ἀσθενέω 771 ἀσθένημα 772 ἀσθενής 773 Ἀσία 774 Ἀσιανός 775 Ἀσιάρχης 776 ἀσιτία 777 ἄσιτος 778 ἀσκέω 779 ἀσκός 758 ἀσμένως 781 ἄσοφος 782 ἀσπάζομαι 783 ἀσπασμός 784 ἄσπιλος 785 ἀσπίς 786 ἄσπονδος 787 ἀσσάριον 788 ἆσσον 789 Ἆσσος 790 ἀστατέω 791 ἀστεῖος 792 ἀστήρ 793 ἀστήρικτος 794 ἄστοργος 795 ἀστοχέω 796 ἀστραπή 797 ἀστράπτω 798 ἄστρον 799 Ἀσύγκριτος 800 ἀσύμφωνος 801 ἀσύνετος 802 ἀσύνθετος 803 ἀσφάλεια 804 ἀσφαλής 805 ἀσφαλίζω 806 ἀσφαλῶς 807 ἀσχημονέω 808 ἀσχημοσύνη 809 ἀσχήμων 810 ἀσωτία 811 ἀσώτως 812 ἀτακτέω 813 ἄτακτος 814 ἀτάκτως 815 ἄτεκνος 816 ἀτενίζω 817 ἄτερ 818 ἀτιμάζω 819 ἀτιμία 820 ἄτιμος 821 ἀτιμόω 822 ἀτμίς 823 ἄτομος 824 ἄτοπος 825 Ἀττάλεια 826 αὐγάζω 827 αὐγή 828 Αὔγουστος 829 αὐθάδης 830 αὐθαίρετος 831 αὐθεντέω 832 αὐλέω 833 αὐλή 834 αὐλητής 835 αὐλίζομαι 836 αὐλός 837 αὐξάνω 838 αὔξησις 839 αὔριον 840 αὐστηρός 841 αὐτάρκεια 842 αὐτάρκης 843 αὐτοκατάκριτος 844 αὐτόματος 845 αὐτόπτης 846 αὐτός 847 αὐτοῦ 848 αὑτοῦ 849 αὐτόχειρ 850 αὐχμηρός 851 ἀφαιρέω 852 ἀφανής 853 ἀφανίζω 854 ἀφανισμός 855 ἄφαντος 856 ἀφεδρών 857 ἀφειδία 858 ἀφελότης 859 ἄφεσις 860 ἁφή 861 ἀφθαρσία 862 ἄφθαρτος 863 ἀφίημι 864 ἀφικνέομαι 865 ἀφιλάγαθος 866 ἀφιλάργυρος 867 ἄφιξις 868 ἀφίστημι 869 ἄφνω 870 ἀφόβως 871 ἀφομοιόω 872 ἀφοράω 873 ἀφορίζω 874 ἀφορμή 875 ἀφρίζω 876 ἀφρός 877 ἀφροσύνη 878 ἄφρων 879 ἀφυπνόω 880 ἄφωνος 881 Ἀχάζ 882 Ἀχαΐα 883 Ἀχαϊκός 884 ἀχάριστος 885 Ἀχείμ 886 ἀχειροποίητος 887 ἀχλύς 888 ἀχρεῖος 889 ἀχρειόω 890 ἄχρηστος 891 ἄχρι 892 ἄχυρον 893 ἀψευδής 894 ἀψίνθιον 895 ἄψυχος